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  • 2019年5月2日(木) 13時30分 エンタメ

    活動写真弁士としても活躍中、大森くみこさんインタビュー【後編】「ぜひ活弁にもいらしてね!」


    アメリカで活弁を行った大森くみこさん。「めちゃくちゃよかった!」と感激の様子でした。(写真:ラジオ関西)

     ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』で、羽川英樹さんとともにパーソナリティーを務める、大森くみこさん。司会やナレーションといったアナウンスだけでなく、今、無声映画の語り手として作品に命を吹き込む役割を担う、活動写真弁士としても活躍中です。今回は大森さんへのインタビューを行い、前編に引き続いて掲載する後編では、活弁をアメリカで行ったときのエピソードや、定期的に開催している活弁ライブのことなどを伺いました。
    (さらに…)

  • 2019年5月1日(水) 19時01分 社会・カルチャー

    「令和」初日の生田神社、記念の「御朱印」を求めて長蛇の列


    生田神社では、御代替(みよがわり)記念の御朱印(津田アナウンサーが持っているうちの一番右側)など、3種類の御朱印の授与が行われ、それらの御朱印を求める人でにぎわっていた(写真左は生放送にも登場した、生田神社で権宮司を務める木田孝朋さん)。(写真:ラジオ関西)

     新元号「令和」を迎えた初日となる1日、神戸市中央区の生田神社には、多くの参拝客が訪れ、なかでも「令和元年五月一日」と記された御朱印を求めて、長蛇の列ができていた。

     ラジオ関西「時間です!林編集長」で津田明日香アナウンサーが生中継レポートを行った際にも、人、人、人でにぎわっていた、生田神社。「通常のお休みの日、土曜日等に比べても、随分たくさんの方がいらっしゃっています。(多くの参拝客が詰めかけたのは)お正月以外ではおそらく初めてのこと」というのは、権宮司を務める木田孝朋さん。神社としても、予想以上の人出に驚きを見せていた。

     その参拝客のお目当ての1つとなっていたのが、「令和」初日となる、令和元年五月一日と記された御朱印だ。「生田神社の御朱印と弁財天の御朱印は、1年間通じて毎日お分かちをしておりますが、生田宮の御朱印を御代替(みよがわり)記念として、今日から12月末日までの期間限定の授与を始めました」と木田権宮司も述べるように、生田神社では3種類の御朱印を受け取ることができる。

     そのうち、生田神社の御代替記念の御朱印は、金の箔押しで御代替記念と書かれた貴重なもの。「このたびの御代替にあたって、生田神社でもこれをお祝いする、あるいは、記念する何事かについて、それを参拝の方々お一人おひとりによくわかっていただける形で何かできないかと考えておりました。そのときに職員のひとりが、大正時代の御朱印があることを発見したのです。これは、全国の神社やお寺の御朱印を収集して研究している東京の古今御朱印研究室で保管していることがわかり、そちらに協力を依頼して、今回の御代替記念の御朱印に至りました。大正時代のもの、そのままではありませんが、多少、意匠を訂正、修正して、きれいに仕上げるということで、専門の職員が一生懸命つくりました」(木田権宮司)。御代替記念の御朱印は、きょう5月1日より12月31日までの限定授与となる(初穂料は500円)。

     生田神社で御朱印を受け取ったのは、平成最後の4月30日で約2000人。この令和初日では、お昼の時点で2000人をあっという間に越えるほど、多数の参拝客がやってきているという。御朱印を手にした女性は、「自分の世代では一回しかないことだと思いますので、大事にしたい」とコメント。また、親子で大阪から御朱印を求めて来訪した男性は、「(即位された)天皇陛下も仰っていたように、世界の人々が幸せになるような時代になってほしい」と、新たな時代、「令和」へ期待を寄せていた。



    生田神社の境内では、御朱印を求める長蛇の列ができていた。(写真:ラジオ関西)

    【公式サイト】時間です!林編集長

  • 2019年5月1日(水) 14時00分 社会・カルチャー

    性犯罪に関する無罪判決について考える 景山准教授「日常感覚と法律とのズレみたいなところを問題にしていかないといけない」(『時間です!林編集長』)

     4月30日放送のラジオ関西『時間です!林編集長』では、コメンテーターとして、神戸女学院大学文学部総合文化学科の准教授、景山佳代子さんがスタジオ出演。番組のなかで景山さんは、トピックスとして、性犯罪にかかわる裁判で出された無罪判決の不可思議な部分について取り上げ、「日常感覚と法律とのズレみたいなところを問題にしていかないといけない」と指摘した。ここでは、景山さんが疑問を呈したところを、放送に準じて掲載する。


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    景山 3月に、性犯罪にかかわる裁判が連続してありましたが、それらのなかで出た無罪判決について、不思議だなと思って取り上げたいなと思います。

    そのうちの1つが、19歳の娘さんが中学校2年生のときから実の父親にずっとレイプ(強制性交)されていたという事件で無罪判決が出たこと(※3月26日、名古屋地裁岡崎支部の判決)。また、3月12日に、お酒を飲んで泥酔されていた女性が、抵抗できない状況だったと(裁判で)認められたのですが(性行為を強制した加害者が)無罪になった(※福岡地裁久留米支部の判決)。もう1つ、3月19日には、女性が乱暴されて、暴力によって抵抗できない状況だったと(裁判で)認められたが、こちらも無罪になった(※静岡地裁浜松支部の判決)。なぜ、これらの性犯罪が無罪になっているのか、ちょっとわからなくて、判決理由をいろいろ調べたり、どういう(無罪の)理由なのかなというのを調べてみました。

    19歳の娘さんが中学2年生のときから実の父親にずっとレイプされていたにもかかわらず無罪になるというのはどういうことかなと調べると、裁判のなかでは、娘さんが父親から受けた性的な暴行について、「合意もしていなかった」、「嫌がっていた」ことは認められたのですが、「抗拒不能ではなかった」というのです。「抗拒不能」というのは、(準強制性交等罪の)構成要件のなかにあり、要するに自分が相手からの性行為に対して、抵抗できない状態ではなかったと(判断された)いうこと(※刑法では、心神喪失ではなく、身と体的または心理的に抵抗することが著しく困難な状態=小学館『デジタル大辞泉』より)。それ(抗拒不能であったこと)が証明されないと、その犯罪として認められないらしいのです。ただし、父親が中学2年生のときからずっと性行為を強要していたなら、(裁判官が)「抵抗できない状態ではなかった」ということが、それはよくわからないなと。

    2つ目の件も、お酒を飲んでいて抵抗できなかったということは(裁判では)認められた。けれども、無罪になっている。なぜかというと、その次の件(※3月19日の静岡地裁浜松支部の無罪判決)とも共通するようなのですが、要するに、被告人、加害者とされた人が「故意ではなかった」と。「(性行為に被害者が)合意していると思っていた」、「自分がレイプしているとは思っていなかった」という理由だ、ということなのです。

    これは私も、意味が全然わからなかったので、あおば法律事務所の橋本智子弁護士に、この判決がどういうことなのかを聞いてみました。それによると、性犯罪に関する法律というのは、2017年に110年ぶりに改正されたと。つまり、明治時代からずっと使われていたものが変わったんです。ただ、改正されたのだけど、強姦、今は強制性交等罪となっていますが、それが認められる要件のなかで暴行・脅迫要件というのがあり、それが法曹界の人たちからみれば適切に運用されているということなのですが、被害団体の方とか支援団体の人からすると、暴行・脅迫があったか、なかったかというのは、非常にハードルが高いということが言われています。

    例えば今回の19歳の女性に関しても、中学2年生で父親から初めて性関係を強要されたとき、(その前に)殴られたり蹴られたりということが2週間くらい続いていたそうなんです。実際に起訴されたときの事実に関しても、(事件)前日まで暴行を受けていた。けれども「『極度の恐怖心』を抱かせるような強度の暴行であったとは言い難いというのです。このことが、よくわからないんです。

    (罪名は)準強制(性交罪)となっているのですが、そちらだと抗拒不能(が必要要件になる)と。そして、自分がそういうことを要求されたとき、断れない状況にあったかどうか(が判断材料になる)。娘さんは、普通に日常生活を送っているなか、親から「学費を払え」、「生活費を払え」と言われて支配状態にあったということはあっても、「逃げられないとか、抵抗できないほどの状態ではなかった」というのです。「記憶もあるから」と。そのため、彼女は抗拒不能状態ではなかったので、父親は無罪になるという、こういう判決が1つ出てきたのです。

    こういうことを聞いていても、全然(意味が)わからなくて、まったく理解ができない。橋本弁護士にも、「いや、(この意味が)わからないです」と伝えたら、「わからないということを、今日(の放送で)言って(伝えて)ください」と言われたのです。これだけ説明を受けてもわからないような、私たちの現実での日常感覚と、法律での暴行・脅迫要件や「抗拒不能」のズレみたいなところを、やっぱり、問題にしていかないといけないんじゃないかなと思うのです。

    もう1つの事件のほうですが、こちらは抗拒不能、いわゆる抵抗できない状態だったということは認められていたケースですが、それでも無罪になったというのは、加害者、つまり被告人が「合意していると思っていた」ということなのです。

    津田アナ そうなってしまうと、いくらでも言いようができますよね……。

    景山 そうなんですよ。「故意じゃなかった」と。なので、無罪になる。これも意味がわからなくて……。

    たとえば、林さん(林真一郎アナウンサー)が道を歩いていて、「金出せや!」と言われて暴行されて、お金を出したとします。でも、そのときに相手の方が「いや、あれは故意ではなく、林さんが出したいと思ったから、出したんやと思った」と言ったら、(普通は)「おかしい!」って思うじゃないですか。しかし、性犯罪だとそういうふうに(故意ではないから無罪と)なってしまう。

    あと、暴力までは振るわなかったとしても、(お酒を飲んで)酔っ払って気持ちよく歩いているときに、そのサラリーマンの方たちが、怖いお兄さんたちに「お金ほしいなぁ、ちょっと出してや!」と言われて、「出しますよ……」となったとき、これは脅迫、恐喝というのが成り立つらしいのです。そして、そのあとに交番に行って「こんなんされました!」と言ったときには、「(お金を出すことに)同意したか」とか「ちゃんと抵抗しましたか?」とかは言われないじゃないですか。だけど、性犯罪に関しては、そこで「なんで抵抗しなかったんですか?」と言われる。そのズレが本当に大きいというか、(説明を)聞いていても本当にわからないことで……。橋本弁護士に言わせると、「性犯罪をどう立件するかという考え方が、110年前の『女性は貞操を守らなければいけない』、『死んでも守らなければならない』と(いう考えがベースとなっている)。そういったところと、財産などはちょっと脅迫したところでも犯罪として成り立つところ、その辺のギャップがすごく大きいことが、1つ、問題です」と。「これを変えていかなければいけない」。

    2017年に刑法改正があって、暴行・脅迫要件というのは、入れるか入れないかで、問題になっていたようです。入れなかったらそれはそれで問題なのではないかということで(要件としてそのまま)残ったのですが、それを3年間運用してみて、問題があればもう1回考えてみましょうというのが、2020年とのこと。だから、そういう(疑問に思う)ことをどんどん意見としてあげていくようにということで、たとえば(国連人権NGO)ヒューマンライツ・ナウでは、「性犯罪における刑法改正を求める」という署名活動などをされているようなので、もしよろしければ、ちょっと見ていただきたいです。こういう不思議に思うこと、(私たちの生活)実感とすごくズレていることを、どう理解したらいいのか。法曹界の方たちは、「客観的な事実がないと(判断できない)」ということのようですが……。

    林アナ 110年ぶりの刑法改正というのは、何をどう変えたのかと思ってしまいます……。

    景山 (法律改正の)1つは、厳罰化というのがあり、今までなら(強姦罪の下限が)3年だったのが、5年になったと。また、男性も被害者として認識されるようになったとか、いろいろ改正はされているのですが、被害にあった方たちからすると(立件するには)非常にハードルが高いまま。なかなかこれは難しいことだなと思うのですが、メディアの方たちがこういうことをニュースとして発信してくださっていること、それで世論としても「おかしい」という声があがることで、また変わっていくものもあるんじゃないかなと思うので。

    林アナ 普通に考えておかしいと思うことでも、法律に照らしていくとそうなるというのは、おかしいなと。「なんでそうなるの……」と。

    景山 あと、1つは、「裁判官が、どれくらい性犯罪を理解しているかによって、判断が分かれてしまうことがないように、法律をきちんと作り替えなければならないと思います」と、橋本弁護士も仰っています。抗拒不能、抵抗できないというところについて、私とかはやっぱり、実の親からそういうことがあれば、普段、暴力がずっとなくても抵抗できないと思うのですが。そのあたりのズレとかも、どう正していくのか、いろいろ課題が大きいことかなと思います。ただ、これについても、メディアの方が発信してくださり、世論と法曹界の方たちがいろいろ議論したりするのが大事なんじゃないかなと思います。

    『時間です!林編集長』 2019年4月30日(火)

    放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

    【公式サイト】時間です!林編集長

  • 2019年5月1日(水) 13時00分 エンタメ

    水谷豊監督・脚本の映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」、5月10日から公開 感情を揺さぶる人間ドラマ

     結婚式を目前に控えた青年が車で人をはね、通報せずに友人とその場を立ち去った事件の行方を描く、映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」が5月10日に公開されます。


    ©2019映画「轢き逃げ」製作委員会

     主人公の秀一は、婚約者との打ち合わせに向かおうと、親友の輝を助手席に乗せて運転中、若い女性を轢いて事故現場から逃げたまま、日常生活を送ります。一方、轢き逃げで突然、娘を失った両親は事件を捜査する刑事から、遺留品について問い合わせを受けます。

     誰でも巻き込まれる可能性のある出来事を軸に、感情を揺さぶられる群像劇。監督は俳優の水谷豊で、メガホンをとりながら出演者としても被害者の父親を演じています。この映画、映像のほとんどを神戸市内で撮影していて、多くのシーンで神戸の風景がスクリーンに映し出されます。


    ©2019映画「轢き逃げ」製作委員会

     轢き逃げ事件をきっかけに登場人物をめぐる人々の人生が変わっていく……。緊迫したサスペンスから、やがて深い感動へ見ている人を導きます。

     テーマソングは、スタジオジブリ「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の主題歌でも知られる、手嶌葵。ストーリーに寄り添って、心もようをやさしく歌い上げます。

     映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」は、2019年5月10日からOSシネマズミント神戸など全国で公開されます。

    映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」

    キャスト:
    中山麻聖 石田法嗣 小林涼子 毎熊克哉 水谷豊 檀ふみ 岸部一徳

    監督・脚本:
    水谷豊

    撮影監督:
    会田正裕(J.S.C)

    音楽:
    佐藤準

    テーマソング:
    手嶌 葵「こころをこめて」(ビクターエンタテインメント)

    映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」公式ホームページ

    映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」公式ツィッター

    次回は伊藤健太郎主演の舞台・兵庫県立芸術文化センター「春のめざめ」の観劇リポートをお届けします。

  • 2019年5月1日(水) 11時09分 社会・カルチャー

    5月1日、丹波篠山市が誕生! 酒井市長「きょうの日を迎えることができてよかった」(ラジオ関西ニュース)

     兵庫県篠山市から名前を改めた丹波篠山市が、きょう5月1日に誕生しました。

     丹波篠山市には、丹波黒大豆などの特産品がありますが、市の名前が篠山市のままでは、隣りの兵庫県丹波市だけが産地だと、消費者や観光客に勘違いされるという不満が背景にありました。このため、地元の農家や経済団体が市の名前を改めるよう要望し、昨年11月の住民投票で市の名前の変更に賛成する票が反対を上回りました。同時に行われた出直し市長選挙でも、信を問うとして辞職した改名推進派の前の市長、酒井隆明氏が当選し、丹波篠山市への変更が決まりました。

     丹波篠山市となって初代の市長になる酒井氏は、1日朝のラジオ関西「三上公也の朝は恋人」に電話出演し、「市民の皆さんのいろんな取り組みがようやく実りました。丹波篠山市になることができ、きょうの日を迎えられて本当によかったなと思っています」と喜びの声をあげていました。丹波篠山市では、きょう5月1日、朝9時30分から丹波篠山市誕生・市制20周年記念式典、そして、午後からは市内6か所で「みんなでお祝いデカンショ総踊り」が行われるなど、各種イベントが開催され、お祝いムードに包まれます。

    ラジオ関西ニュース 2019年5月1日(水)

    放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

    【公式サイト】三上公也の朝は恋人