12日のラジオ関西『原田伸郎 のびのび金ようび』(金曜10:00-13:00)には、パーソナリティーの原田伸郎(67)と40年来の付き合いがあるシンガー・ソングライターの嘉門タツオ(60)がゲスト出演。1994年には、あのねのねのカバー・シングルとして「ネコ・ニャンニャンニャン」をふたりでリリースするなど、親交の深い原田と嘉門の絶妙な掛け合いや、嘉門の替え歌メドレーで番組は爆笑につつまれたなか、嘉門は7月21日に発売されるベスト盤「嘉門タツオ 祝☆還暦 オールタイム・ベスト」、そして、8月25日に神戸で開催されるライブ「嘉門タツオ 祝・還暦〜ベストオブネタ祭り〜」をPRした。
嘉門タツオの替え歌メドレーで、いっしょに「ギャー!」と叫ぶ嘉門タツオと原田伸郎(写真:ラジオ関西)
原田に紹介された冒頭から、「まーさかり落とした足の上 ギャー!」という金太郎の替え歌で、スタジオのムードを一気に盛り上げた嘉門。原田との出会いでもあり、当初の夢でもあったMBSラジオ『ヤングタウン』レギュラー出演にまつわるエピソードや、笑福亭鶴光から破門されて放浪の旅に出る際、原田から巻き寿司をもらったという思い出話しなどを披露。コミックソングの道に入るきっかけについても、「中学2年のときに、あのねのねが出てきて、一番、僕は影響を受けた。それまでも、おもろい歌はいっぱいあったが、(あのねのねが歌う)『魚屋のおっさんの唄』を聴いて、『こんなんあんねんや!』と、稲妻が走った。『これが一番やりたい! これのもっと深いことがやりたい!』と思った」と、あのねのね、そして、原田の存在の大きさを語っていた。
ベスト盤「嘉門タツオ 祝☆還暦 オールタイム・ベスト」は、日本コロムビア発売盤として~還盤~、ビクターエンタテインメント発売盤として~暦盤~が、それぞれCD2枚組として発売されるが、「全部聞くのに5時間かかる。ちょっとした拷問ですね(笑)」と、嘉門らしくCDを紹介。その話に、「タツオの歌は、遠距離で帰省するときなどに聴くとええらしいよ! ずっと聴いていられるねんて」と原田らしく後押ししていた。なお、原田と歌った「ネコ・ニャンニャンニャン」はビクターからの~暦盤~に収録されている。
また、8月25日の神戸新聞松方ホールで開催されるライブだけでなく、関西では年の瀬の12月30日に大阪・オリックス劇場でライブを行うことが決定している嘉門。今年でデビューから36年だが、「27年ぶりのオリックス劇場、いわゆる大阪厚生年金会館大ホールでのライブ」には思い入れも強いよう。原田も「大阪厚生年金会館は日本武道館にならぶような場所(聖地)。あそこで歌うことがステイタス」と感慨に浸っていた。
嘉門タツオ(写真中央)がラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』にゲスト出演。40年来の付き合いのある原田伸郎(写真右)とのトークは笑いが絶えなかった。写真左は原田とともにパーソナリティーを務める久米村直子(写真:ラジオ関西)