俳優、ミュージシャンとして活躍する石橋凌(写真中央)がラジオ関西「羽川英樹ハッスル!」に生出演。デビュー40周年記念ツアー「淋しい街から」への想いを語った。(写真:ラジオ関西)
公開中の映画『マスカレード・ホテル』にも出演するなど、数々の作品で好演を見せる俳優であり、ミュージシャンとしても昨年デビュー40周年を飾った石橋凌(62)が、21日、ラジオ関西の「羽川英樹ハッスル!」(木曜 10:00-14:55)にゲストとして生出演。3月から4月にかけて、全国8か所で開催するデビュー40周年記念ツアー「淋しい街から」への想いを語った。
元々は伝説的ロックバンド「A.R.B.」のボーカルとして1978年にデビューを果たした石橋凌。その後、俳優としての活躍でさらに名をはせるなか、音楽を封印していた時期もありつつ、98年にバンド活動を再開。ソロ活動に転向後、約10年になるが、「声は今のほうが出ているような気がする」と62歳となる今も気合いがみなぎる。「ミュージシャンとして変わってきたところは、いろんなサウンドに挑戦するようになったこと。昔はロックミュージック(が中心)でしたが、最近はラテンや、ジャズとか、アイリッシュサウンドにもチャレンジしています」と、年輪や経験を重ねるなかで、幅も広がっているよう。「ただし、何を考えて何を歌うかというのは、10代のアマチュア時代となんら変わっていない」と、石橋のミュージシャンとしての姿勢は一貫している。
「ミュージシャンとして変わってきたところは、いろんなサウンドに挑戦するようになったこと」と語る石橋凌(写真:ラジオ関西)
そのなかで、ツアータイトルとなった「淋しい街から」は、「アマチュア時代、18歳のときに書いた歌。バンドのとき、デビューアルバムにも入れていますし、いろんなアレンジでも今まで(何度も)歌ってきた。今回もジャズバージョンにアレンジしている」という、石橋にとっての『原点』とも言えるものだ。「19歳で上京して、22歳でデビューして、いろいろあった40年間だったけど、もう1回古巣に戻ろうという意味を込めている」。
石橋凌デビュー40周年記念ツアー『淋しい街から』は、3月16日から4月20日まで、東京、大阪、高知、名古屋、新潟、仙台、札幌、そして、ファイナルは石橋の地元である福岡の久留米で開催。大阪では、3月24日(日)、なんばHatchで18時から開演となる(チケットは現在発売中)。