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ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

  • 2019年1月16日(水) 12時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『天才作家の妻 40年目の真実』(2019.1.16水)

    おたかのシネマでトーク

    今日は「天才作家の妻 40年目の真実」をご紹介しました。

    監督 ビョルン・ルンゲ

    出演 グレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター

     

    先日発表された第76回ゴールデングローブ賞のドラマ部門で作品賞に輝いたのはあの大ヒット中の「ボヘミアン・ラプソディ」
    主演男優賞は「ボヘミアン・ラプソディ」で、フレディ・マーキュリーを熱演したラミ・マレック。
    そして主演女優賞を獲ったのがこの「天才作家の妻 40年目の真実」のグレン・クローズ。

    実は、アカデミー賞に6回もノミネートされながら、まだ1回も受賞していない彼女が、きっとこの役で今度のアカデミー賞で主演女優賞をゲットするのではないかといわれているほどの、名演技を見せているのがこの作品。

    原題は「THE WIFE」というのだが、親切すぎるほどの邦題のおかげで、だいたいの内容が分かるのではないかと思うのだが、結婚以来、現代文学の巨匠といわれる作家の夫ジョゼフ・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)を献身的に支え、完璧な妻だったジョーン(グレン・クローズ)。
    誰の目にも、理想的で最高のカップルとみられていた二人の関係が、夫のノーベル文学賞受賞をきっかけに、微妙に変化し、壊れていく・・・。
    もう人生の晩年に差し掛かったといってもいい二人の間に起こる夫婦の危機。

    彼らに密着取材して、伝記を書こうとしているジャーナリストのナサニエル・ボーン(クリスチャン・スレーター)は、ふたりの過去を調べる中で、妻子ある大学教授のジョゼフと学生だったジョーンが出会い、熱烈な恋をして略奪結婚をしたこと。
    素晴らしい小説を書いていたジョーンが当時の出版業界ではまだまだ女性蔑視の風潮があり、作家になる夢を諦めたこと。
    結婚後、それまではあまりパッとしなかったジョゼフが、一躍有名作家になったこと・・・などを調べ上げ、授賞式が行われるストックホルムに滞在中のジョーンを問い詰める。
    “あなたは、ジョゼフにうんざりしているのでは? 影として彼の伝説づくりをすることに・・・?”
    “スゴイ想像力ね!小説でも書いたら?” と一蹴しながらも、ジョゼフがインタビューで妻の創作活動について訊ねられた時、即座に”妻は書きません!“と答えたこと、作家としての息子のデビッド(マックス・アイアンズ)についても”彼はまだ、発展途上だ“と即答したことに、心のざわつきを禁じ得ないのだった。

    確かに愛し合っている二人だから、愛する男性に幸せになって欲しいから、影に回って彼を支えようとする女性の生き方に共感を覚える人もいるだろうし、才能ある女性には自立して欲しいと思う人もいるだろう。
    まだまだ女性の社会進出が大変だった1950年代という時代もあったのだろうが、今までのジョーンの生き方については、賛否両論があるのではないかと思う。
    で、ノーベル賞の授賞式、その華やかな宴の席のジョゼフのスピーチに苛立ったジョーンは制止もふりきり会場を後にする・・・!
    自我に目覚めた妻は、一体どんな行動に出るのか?

    監督は舞台の演出にも腕の冴えを見せるスェーデンのビョルン・ルンゲ。
    ジョーンの若い頃を演じるアニー・スタークの面差しがそっくりと思ったら、彼女はグレン・クローズの実の娘なんだとか。
    是非、これからに期待したい素敵な女優さんである。

    ★おたか★

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