今日紹介した 映画 は…
マイ ビューティフル ガーデン でした!
監督
サイモン・アバウト
出演
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
トム・ウイルキンソン
アンドリュー・スコット
ジェレミー・アーバイン
アンナ・チャンセラー
先月のオタシネクラシック「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」に続いて、今月もガーデニングもの。
「マイ ビューティフル ガーデン」を取り上げました。昨年の4月に封切られた作品で、監督がサイモン・アバウド。
といってもご存知ない人の方が多いと思いますが、企業CMや、ミュージッシャンのPVなどで注目されてきた人で、あのポール・マッカートニーの長女のメアリーと結婚して、伝説のアビーロードスタジオにジヨニー・デップらセレブを集めて撮ったポールの“クイニー・アイ”のPVを監督して話題になったヒトで、長編映画はこれが2本目。
現代のロンドンが舞台になっているのですが、どこか時空を超えた不思議な感覚で、可愛いおとぎ話のような展開。監督がフランス映画の「アメリ」をちょっと意識したと語っているように、どこか同じテイストを感じる作品。
主人公のベラを演じているのがTVドラマの「ダウントン・アビー」で有名になったジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。
生後間もなく公園に捨てられていたという過去がトラウマになって、秩序を好み、予測できない自然、特に無秩序に伸びる植物が怖くて、庭に出られない、したがって荒れ放題の庭の家に住む、絵本作家を夢見て図書館でバイト中の女性。
嫌味なおばさんの上司はいるけど、よくやって来るちょっと気になる変わり者の発明家ビリー(ジェレミー・アーヴァイン)と出会って、彼が作る機械仕掛けの鳥“ルナ”を見せてもらい、その物語を紡ぎだすことによって、いい感じになっていく二人。
そんな頃、あまりにひどく荒れた庭を1か月以内にちゃんと元通りにしなければ退去しなくてはいけないとの大家さんからのお達しで、泣く泣く口うるさい偏屈な隣人、犬猿の仲のアルフィー(トム・ウィルキンソン)に助けを求めることになる。彼の料理人兼ハウスキーパーのヴァーノン(アンドリュー・スコット)は、双子の女の子のシングルファーザー。待遇面でのもめ事があり、アルフィーと対立したヴァーノンがベラの家を手伝い始めたこともあり、いざこざ勃発でもう大変!
おまけにベラの失恋騒ぎ、アルフィーの亡き妻との思い出などなど、いろんな出来事の末に迎えるのが、何と嬉しいハッピーエンド!
イギリス人にとって、美しい庭は人生の意味を教えてくれるものなんだとか・・・。
暖かくなったら、庭はなくてもベランダ園芸でも始めようかな?とすっかりその気にさせられる素敵な映画です!
おたか