番組内容
山崎整が兵庫県西播磨地域の歴史の魅力をお伝えします。
放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。
-
-
2018年4月22日(日) 08時30分
山城とは(下)
2018年4月17日(火) 放送 / 2018年4月22日(日) 再放送
「山城」と呼ばれる以前は、弥生時代中期以降の「高地性集落」がルーツでした。それが「山城」の時代となった最初の段階である「古代山城」は、朝鮮半島の様式で建てられた城でした。そして「最も標準的な山城」と呼ばれるのが「中世山城」なのですが、「中世」という時代は複雑で、時代の進展に伴って刻々と「山城の姿」が変わっていきました。規模が大きくなるとともに、長期の籠城にも耐えられるように、城そのものが大型化しただけでなく、複数の城をネットワークで結び、山系全体が要塞化していきました。
-
2018年4月15日(日) 08時30分
山城とは(中)
2018年4月10日(火) 放送 / 2018年4月15日(日) 再放送
「西播磨の山城」についての番組ですが、前回の第1回は「城とは何か」に始まりまして、「山城とは」について話しました。山城のルーツは古く、弥生時代中期以降の「高地性集落」が起源になるけれども、まだこの段階では山城とは呼ばないこと。そして、本格的な山城の最初は実は、朝鮮半島から伝来した築城法によって建てられた「朝鮮式山城」でありまして、これが日本の「古代山城」の始まりである―というところまで説明しました。
それでは、なぜ日本に「朝鮮式山城」があるのでしょうか。今回は、その謎解きからスタートします。
-