2月25日の「医療知ろう!」では、三田市にあります小寺歯科医院 院長の小寺修さんに、お口の中をケアすることによるコロナ予防についてお話を伺いました。
小寺先生によると、ウイルスが体の細胞の中に進入するためには、ウイルスを包んでいる外側のタンパク質の殻が破られる必要があるのだそうです。
ところが、唾液にはタンパク質を分解する酵素がないので、普通は口からウイルスが体内に入る可能性は、かなり低くなります。
しかし、口の中が清潔に保たれていないと、歯周病菌等の細菌がタンパク質分解酵素を出すので、ウイルスの殻が溶けて粘膜の細胞に刺さって感染してしまうそうです。
特に口の細菌は、寝ている間に約3,000倍に増殖しますので、朝起きてすぐだと実に1,000億個もの細菌が口の中にいることになるそうです。
そこで、朝起きてすぐに歯ブラシと歯間ブラシで徹底的に細菌を除去してタンパク質分解酵素を出させないようにすると感染の可能性が激減するそうですよ。
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