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山崎整の西播磨歴史絵巻

番組内容

山崎整が兵庫県西播磨地域の歴史の魅力をお伝えします。

放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。

  • 2019年2月17日(日) 08時30分

    上月城(下)

    2019年2月12日(火) 放送 / 2019年2月17日(日) 再放送

    今回は上月城の3回目です。1577年、信長側が中国攻略に着手し播磨に入ると、秀吉の猛攻撃を受けて上月城はいったん陥落する「第一次上月城の戦い」について前回お話しましたが、上月城を守る側としては、どのような心構えでいたのでしょうか。地元に残る『佐用軍記』によると、秀吉は、戦前の教科書で有名な山中鹿之介らを使者として上月城に送り、信長と秀吉の親書も持たせて「味方に付くよう」説得しました。これに対して、赤松政範は「この城は8年間に12回の戦いでも不覚を取っていない。城を枕にしても信長には従えない」と篭城を決め、守りを固めて、精いっぱい防備をしていました。

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  • 2019年2月10日(日) 08時30分

    上月城(中)

    2019年2月5日(火) 放送 / 2019年2月10日(日) 再放送

    今回は上月城の2回目です。佐用町上月にある上月城は、上月氏初代の景盛が築城しましたが、「嘉吉の乱」のため4代100年余りで本家は滅亡しました。その後、上月氏3代目・盛家の弟の流れをくむ上月満吉が赤松政則の軍に参加し、南朝に奪われた神璽奪回に成功するなど手柄を立てました。

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  • 2019年2月3日(日) 08時30分

    上月城(上)

    2019年1月29日(火) 放送 / 2019年2月3日(日) 再放送

    今回は、佐用町上月にある上月城の1回目です。この城は、JR姫新線上月駅の南方900メートルにある荒神山の頂上にあります。海抜140メートルで山城の一般的基準には少し足りませんが、戦国末期には、中国地方に地盤を持つ毛利氏と、東から攻めてくる信長方との攻防が繰り広げられた、典型的な「戦いの山城」でした。

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  • 2019年1月27日(日) 08時30分

    近世山崎城

    2019年1月22日(火) 放送 / 2019年1月27日(日) 再放送

    今回は「近世山崎城」です。宍粟市の山城を幾つか見てきましたが、中心部山崎町の城を整理すると、北から長水城があり、その南に篠ノ丸城が位置しており、共に秀吉の播磨攻めで落城しました。篠ノ丸城のさらに南へ約1.5キロの平野の段丘上にあるのが「山崎城」で、高さが海抜98メートルしかありませんので山城ではないのですが、時代は中世から近世に至る変わり目で重要な位置を占めます。

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  • 2019年1月20日(日) 08時30分

    篠ノ丸城

    2019年1月15日(火) 放送 / 2019年1月20日(日) 再放送

    今回は、宍粟市山崎町にある「篠ノ丸城」です。同町宇野にそびえる中世山城の典型である長水城は、伊沢川を挟んで南へ3.5キロにある、この「篠ノ丸城」とネットワークを組んで、中世を生き抜いてきました。しかし、秀吉の播磨攻めで、共にあえなく落城してしまいました。文字通り「中世の終焉」に合わせるように役割を終えたわけです。次の近世は、さらに南側の平野部段丘上に建てられた平城の「山崎城」が脚光を浴びる時代へと変わります。

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