19日の「医療知ろう!」では、尼崎医療生活協同組合 生協歯科 所長の冨澤洪基さんをお迎えして、社会環境がもたらす歯の健康への影響についてお話を伺いました。
歯の健康が体全体の健康に影響を及ぼすということは、この番組でも何度となくご紹介して、最近は一般的な認識も高まってきました。
そこで歯の健康にもっと注意することが大事なのですが、兵庫県保険医協会が調査した結果、歯の健康が悪化する原因は、個人の不摂生よりもその人の置かれた社会環境がかなり影響していることが分かってきたそうです。
例えば、深夜勤務や長時間労働など不規則な労働環境が続くと「病院に行く時間がない」「どうしても不規則な食事になる」状態が重なって、結果的に歯や体の健康を害してしまうということも多いそうです。
これだけ社会の仕組みが複雑になっている現在、もはや個人の努力だけで健康を維持するのは難しいといえるのかもしれませんね。
兵庫県保険医協会から「口から見える貧困」が出版されました。
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