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山崎整の西播磨歴史絵巻

番組内容

山崎整が兵庫県西播磨地域の歴史の魅力をお伝えします。

放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。

  • 2019年9月29日(日) 08時30分

    法雲寺(上)

    2019年9月24日(火) 放送 / 2019年9月29日(日) 再放送

    赤松円心が建てた禅寺・法雲寺と開山に当たった雪村友梅のお話です。上郡町赤松で初代赤松氏を名乗った家範の曽孫に当たる赤松円心は播磨国守護となり、1337年、上郡町苔縄に菩提寺として建立したのが、臨済宗の法雲寺です。多くの名僧によって「五山」に次ぐ「十刹」という高い格式に列しました。この時代、度重なる戦乱で相次いだ犠牲者を供養するため、室町幕府の命により、旧国ごとに利生(りしょう)塔が建立されましたが、播磨ではこの法雲寺が選ばれ、今でも本堂南西の高台に塔の跡が残っています。

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  • 2019年9月22日(日) 08時30分

    苔縄城(下)

    2019年9月17日(火) 放送 / 2019年9月22日(日) 再放送

    上郡町にある苔縄城の2回目です。上郡町赤松の地は、赤松氏を名乗り始めた家範が定住した本拠でした。この白旗城こそ、一族を象徴する山城なのですが、時代がずっと下った近世の平城のように、大きな城がシンボルとなる時代ではありません。幾つかの枝城と連携して、敵に対処していました。白旗城も中世山城の典型として約3キロ西の苔縄城やその南の駒山城、さらには相生市矢野町の感状山城ともネットワークを組んでいました。

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  • 2019年9月15日(日) 08時30分

    苔縄城(上)

    2019年9月10日(火) 放送 / 2019年9月15日(日) 再放送

    今回は上郡町にある苔縄城です。先に、江戸時代、三日月藩領だった上月出身の幕末の志士・立石孫一郎を取り上げ、同じ千種川流域でも立場が逆の幕府軍幹部だった大鳥圭介にも触れました。しばらくは、その大鳥の出身地である上郡町を舞台に、再び時代を中世に戻して、赤松一族の動きを見ていきましょう。

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  • 2019年9月8日(日) 08時30分

    大鳥圭介

    2019年9月3日(火) 放送 / 2019年9月8日(日) 再放送

    山城から少し離れますが、江戸幕府の反乱軍幹部から明治政府に仕えた上郡出身の大鳥圭介のお話です。先に、佐用町乃井野に陣屋があった三日月藩の上月に生まれた幕末の志士・立石孫一郎について述べました。長州に走り第二奇兵隊の脱走兵士らと倒幕運動を繰り広げたものの、志半ばで殺害された孫一郎とは逆の立場となった、今回の主役・大鳥圭介も、同じ千種川流域で育ちました。

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  • 2019年9月1日(日) 08時30分

    三日月藩領・上月

    2019年8月27日(火) 放送 / 2019年9月1日(日) 再放送

    三日月藩領だった上月から見た戦国末期と、幕末における対決の構図のお話です。まず、上月出身の幕末の志士・立石孫一郎について、簡単に復習しておきましょう。幕末の上月は、佐用町乃井野に陣屋があった三日月藩が支配していまして、播磨の佐用・揖西・宍粟の3郡内65カ村1万5000石の一部でした。

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