今日紹介した 映画 は…
バリー・シール アメリカをはめた男でした!
監督
ダグ・リーマン
主演
トム・クルーズ
ドーナル・グリーソン
サラ・ライト・オルセン
E・ロジャー・ミッチェル
ジェシー・プレモンス
いろんな意味で、やっぱりアメリカってすごい国だと思う。
実話のCIAのスキャンダルを一大エンターテインメント映画にして公開してしまうんだから、大丈夫なのか?とこっちが心配してしまう。
中心人物はバリー・シール。
1970年代に、大手航空会社TWAのパイロットとして活躍。
その操縦テクニックが群を抜いて冴えていたので、1978年、CIAにスカウトされ、南米の反米勢力の活動エリアの偵察飛行の極秘作戦に参加。
1980年代になって、CIAに頼まれて、ニカラグァの民兵組織に銃を届けたリ、コロンビアのメデジン・カルテルに頼まれ、麻薬を運ぶことになったり、正に、やりたい放題。
お金も隠し場所に困るほど儲かってきて、家も引っ越し、捕まってもCIAや麻薬王、誰かが救い出してくれる。
麻薬密輸ビジネスも順風満帆で、巨万の富を得て、アメリカをも手玉に取ったかに見えた彼も、やがてFBIやDEA(麻薬取締局)やATF(危険物取締局)から追われることになり・・・という一人の男の破天荒な生き方は、正に映画みたいで、とてもリアルなストーリーには思えないのだけれど、ここに描かれているのは、すべて実話だというから、びっくり!
バリー・シールズを演じるのはトム・クルーズ、監督はダグ・リーマン。
あの2014年の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の、ゴールデン・コンビ。
リーマン監督の父、アーサー・L・リーマンは、この映画の中にも出てくるイラン・コントラ事件に関する上院の捜査主任顧問を務め、聴聞会ではオリバー・ノース中佐の尋問を行ったヒトで、当時の政権の戦略の愚かさについて父子で話し合ったりもしたらしく、なんだか不思議な二人の縁に、正に“事実は小説より奇なり”を感じるすごい映画!
悪人だけど、どこか憎めないところもある主人公を、自ら操縦桿を握り、危険なシーンも演じきったトム・クルーズはハマリ役だけど、「トップ・ガン」や「ミッション・インポシブル」のイメージと、オーバーラップしてしまうのが、玉に瑕?!
おたか
- 大吉次・はるかのベストセラーを読む!
- おたかのシネマでトーク!『バリー・シール アメリカをはめた男』
- 素敵なスマイル神戸の方々がお越しになりました!!