今日紹介した 映画 は…
ブレードランナー2049でした!
監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演
ライアン・ゴズリング
ハリソン・フォード
アナ・デ・アルマス
シルビア・ホークス
ロビン・ライト
続編が作られる映画というのは、たいてい1作目がヒットして2匹目のドジョウを狙うというケースが多い。
あるいは、元々、壮大なスケールのストーリーがあって、何本かに分けないとその全貌を語りつくせないと、最初から何本かの作品が決まっているケース。
普通、公開時にあまりヒットせず、理解もされなかったSF映画の続編に1億5000万ドル(約170億円)という製作費が投じられることは、めったにない。
今回は正に期待の続編だけにハードルは高く、実際全米で 封切り最初の週の興収が予想を下回ったことで、コケた!と報道されてしまったことは、ちょっと残念。
まだまだこれから、口コミなどによる観客の伸びが期待できるだろうし、ストーリーもさることながら、映像や音響の素晴らしさは、1作目の公開時にはなかったIMAXや3D、MX4Dなどの上映スタイルでより魅力的なものとなっている。
今回、リドリー・スコットにかわって、監督したのは、オリジナル作品の大ファンだというカナダ生まれのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。エイミー・アダムス主演のSF「メッセージ」で、アカデミー賞8部門にノミネートされたりで、今注目の監督。
難解ながら、独特の世界を描き出して、熱狂的なファンを持つ、リドリー・スコット監督ハリソン・フォード主演の「ブレード・ランナー」が描いたのは2019年のロサンゼルス。
雨に濡れたアジアチックな町が印象的だったが、今回はその20年後の世界が描かれていて、そこには雨ではなく雪が降る。
旧型のレプリカントを解任、つまり破壊していく任務を遂行するKという孤独なブレード・ランナーにライアン・ゴスリング。
ある秘密を知り、Kがその謎を解こうとした時にたどり着く男、30年間行方不明だったかつてのブレード・ランナー、デッカード役に前作に引き続きハリソン・フォード。
もはやSFのジャンルを超え“人間とレプリカントを分ける価値観とは”や“人間と魂のあり方”などの哲学的で深遠なテーマが追及される2時間43分。
正直ちょっとヘビーな部分もある。でも、ブタペストの街やスタジオで撮影され、CGを使いすぎることなくオリジナルの世界を再現するために数百万ドルが費やされたというヴィジュアル。撮影監督のロジャー・ディーキンスの仕事は、本当に見事!
おたか
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