今日紹介した 映画 は…
追憶
でした!
監督
降旗康男
主演
岡田准一
小栗旬
柄本佑
長澤まさみ
木村文乃
このタイトルを聞くと、あの名曲と共に1973年のシドニー・ポラック監督、バーブラ・ストライザンド、ロバート・レッドフォードの、あの「追憶」を思い出してしまうのだけれど、
これは監督が降旗康男、カメラが木村大作という名コンビの9年ぶり16本目の日本映画。
不遇な境遇の少年時代を、喫茶店を営む涼子(安藤サクラ)と常連客の光男(吉岡秀隆)に見守られながら片寄せ合って過ごした3人が、25年後に再会した時、篤(岡田准一)は刑事、
悟(柄本佑)は殺人事件の被害者、そしてその容疑者として疑われているのが啓太(小栗旬)という関係になっていた。
3人の過去に一体何があったのか? そして25年の時を経て、交錯するそれぞれの人生。
「駅 STATION」「居酒屋兆治」「あ・うん」など、高倉健と共に素晴らしい日本映画の歴史を作ってきた降旗・木村コンビが、岡田准一、小栗旬、柄本佑の3人に、
安藤サクラ、長澤まさみ、木村文乃という絶妙のキャスティングを得て、
見応えのある作品を生み出した。
“海に沈む夕陽”を映像のテーマにしたいと、日本海側の海辺の町の中から、富山と能登半島をロケ地に選んだんだとか。
海、夕陽、カモメ、雪、そして桜・・・、素晴らしい自然が重厚なドラマに彩を添える。
25年ぶりに出会うことになる3人の男。
そして、それぞれの家族。
かなりヘビーで凄惨な人間ドラマなのに、観終わった後には、何故か心暖かなものが残っている
1時間39分という長さも、丁度いい。
本当の映画人たちが、映画に愛を込めて作った、というのがよく分かる1本です!
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