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  • 2017年5月3日(水) 16時19分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『追憶』

    今日紹介した 映画 は…

     追憶 

    でした!

    監督
     降旗康男

    主演
    岡田准一
    小栗旬
    柄本佑
    長澤まさみ
    木村文乃

    このタイトルを聞くと、あの名曲と共に1973年のシドニー・ポラック監督、バーブラ・ストライザンド、ロバート・レッドフォードの、あの「追憶」を思い出してしまうのだけれど、
    これは監督が降旗康男、カメラが木村大作という名コンビの9年ぶり16本目の日本映画。    

    不遇な境遇の少年時代を、喫茶店を営む涼子(安藤サクラ)と常連客の光男(吉岡秀隆)に見守られながら片寄せ合って過ごした3人が、25年後に再会した時、篤(岡田准一)は刑事、
    悟(柄本佑)は殺人事件の被害者、そしてその容疑者として疑われているのが啓太(小栗旬)という関係になっていた。

    3人の過去に一体何があったのか? そして25年の時を経て、交錯するそれぞれの人生。

    「駅 STATION」「居酒屋兆治」「あ・うん」など、高倉健と共に素晴らしい日本映画の歴史を作ってきた降旗・木村コンビが、岡田准一、小栗旬、柄本佑の3人に、
    安藤サクラ、長澤まさみ、木村文乃という絶妙のキャスティングを得て、
    見応えのある作品を生み出した。

    “海に沈む夕陽”を映像のテーマにしたいと、日本海側の海辺の町の中から、富山と能登半島をロケ地に選んだんだとか。
    海、夕陽、カモメ、雪、そして桜・・・、素晴らしい自然が重厚なドラマに彩を添える。

    25年ぶりに出会うことになる3人の男。
    そして、それぞれの家族。 

    かなりヘビーで凄惨な人間ドラマなのに、観終わった後には、何故か心暖かなものが残っている
    1時間39分という長さも、丁度いい。

    本当の映画人たちが、映画に愛を込めて作った、というのがよく分かる1本です!       

     

     おたか