今日紹介した 映画 は…
カフェ・ソサエティ
でした!
監督
ウッディ・アレン
主演
ジェシー・アイゼンバーグ
クリステン・スチュワート
ブレイク・ライブリー
スティーブ・カレル
コリー・ストール
やっぱり、ウディ・アレンはいいなぁ~。
大ヒットした「ミッドナイト・イン・パリ」で、1920年代のゴールデンエイジのパリへ、我々を誘ってくれたウディ・アレン監督が、今度は1930年代のアメリカ、ハリウッドとニューヨークを舞台に描く、恋と人生のお話。
“カフェ・ソサエティ”とは、夜毎、都会のオシャレなレストランやクラブに繰り出して楽しんだセレブ達の社交界のこと。
第1次世界大戦で崩壊した古き良き時代の貴族的な社交界に代わって、新しい社交界として誕生したこのカフェ・ソサエティの人々は、1929年からの世界大恐慌やナチの手をのがれてヨーロッパからアメリカに渡ってきたアーティストたちを応援し、モダン・アートの花を開かせるのに一役買ったりもしていたらしい。
そのカフェ・ソサエティにドップリつかり、成熟し洗練され、そして堕落していった人々。
ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、刺激的な人生に憧れて、ニューヨークから叔父を頼ってハリウッドにやって来る。
叔父のフィル(スティーブ・カレル)は、大スターも顧客に持つ、成功したエージェント。
彼の秘書のヴォニーことベロニカ(クリステン・スチュアート)に惹かれたボビーは、猛アタックするも、彼女には別に恋人が。
実はそれが誰か?というのが結構ミソで、ニューヨークに戻ってもう一人のベロニカ(ブレイク・ライブリー)に出会って結婚し、クラブの経営に勤しみ、成功を収めた彼の元に、ヴォニーが現れ・・・。
なんだか、「ラ・ラ・ランド」みたいな展開もあり、人生にもし・・・はないのだけれど、もしあの時、ああしていたら・・・とか、こっちを選んでいたら・・・とか思うのも、人の常。
そんな人間模様を、「地獄の黙示録」などでオスカー受賞の、光の魔術師と言われるヴィットリオ・ストラーロが、初めてデジタルカメラで撮影したというのも、話題の一つ。
映画がトーキーになって、大スターたちが活躍したハリウッド。
禁酒法がなくなり、ナイトクラブ全盛のニューヨーク。
西海岸と東海岸の文化の対比も楽しい、お勧めの作品です!
おたか
- 大吉次・はるかのベストセラーを読む!
- おたかのシネマでトーク!『カフェ・ソサエティ』
- 知性の玉手箱!クージ―さん!