今日紹介した 映画 は…
SUMMER TIME 旅情
でした!
監督
デヴィッド・リーン
主演
キャサリン・ヘプバーン
ロッサノ・ブラッツィ
イザ・ミランダ
ダーレン・マクギャヴィン
マリ・アードン
7月の最終週の“オタシネ・クラッシック”は、夏に因んで 「サマー タイム/旅情」です。
「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバコ」などの大作の監督として知られるデビット・リーンの、1955年のメロドラマの傑作。
オール現地ロケで、観ていると本当にヴェネツィアに行きたくなってくる映画。
アメリカで長年優秀な秘書として働いてきたジェーン(キャサリン・ヘップバーン)は、長期の休暇を取り、夢のヨーロッパ旅行に出掛ける。その旅の最後、オリエント急行に乗ってやってきたのが水の都ヴェネツィア!
ちょっと婚期は逃してしまったけれど、自立した大人の女性、一人旅は楽しい!と言いながらも、たぶん、胸の奥では心ときめく奇跡、ロマンスを求めている彼女。
サンマルコ広場のカフェで一人淋しくお茶していると、ちょっと気になった一人の男性。
翌日、ショーウインドウの赤いゴブレットに惹かれて入った骨とう品店のオーナーが、その男性レナート(ロッサノ・ブラッツイ)だったことから、運命を感じるふたり。楽しい逢瀬、でも、ひょんなことからレナートに妻子がいることが判明し、そんなのはダメと逃げだすジェーン。
ところがさすがイタリアのちょい悪おやじ、彼女を追いかけてきて“お腹がすいているなら、目の前のものを食べなさい。お肉じゃなくてもラビオリでいいじゃないか・・・”と説得(?)
この言葉に納得したのか、はたまたアバンチュールの魔力か・・・、ふたりは、ムラノ島への小旅行も。
けれど、アバンチュールはアバンチュール。そしてあの有名な駅での別れのシーンになる訳です。
元々は、アーサー・ロレンツの舞台劇。でも、これは絶対映画にすべき作品で、ストーリーもさることながら、ヴェネツィアの素晴らしさが満喫できる。
リスナーさんからメールが来て、この映画にはまった奥様が、絶対行きたいというので安い冬のシーズンに行ったら、高潮でサンマルコ広場は大池、ゴンドラも橋の下がくぐれなくて運休と散々だったのでやっぱりハイシーズンでも夏に行くのがお勧めとのこと。きっとあのアレッサンドロ・チコリーノの名曲がよみがえってくるはず・・・。
是非、お気をつけて素敵な旅を・・・!
おたか
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