今日紹介した 映画 は…
ザ・サークルでした!
監督
ジェームズ・ポンソルト
出演
エマ・ワトソン
トム・ハンクス
ジョン・ボイエガ
カレン・ギラン
エラー・コルトレーン
ビル・パクストン
テクノロジーの発達のスピードのすごさには、本当に驚かされる。
この映画、原作はピューリッツァー賞ノミネート作家のデイヴ・エガーズが2013年に発表し、たちまち全米に一大センセーションを巻き起こし、年間ベストブックスに選ばれたベストセラー小説「ザ・サークル」。
2013年当時は、まだもしかしたら?という展開だったのかもしれないが、2017年の今では、ほぼありそう?という怖さも感じる、インターネットの世界の進歩!
舞台は”サークル“という全世界に30億人のユーザーを持つ超巨大SNS企業。
トップのイーモン・ベイリー(トム・ハンクス)は、壮大な理想を持つカリスマとして、超人気の経営者。
買い物もチャットもユーザーがやりたいことはすべて1つのアカウントでできるという便利なサービスを打ち出し、世界一のSNS企業となったサークルに、今またベイリーは新しいサービスを導入しようと動き出した。
一方、夢を抱いて名門大学を出たけれど、地元でさえない暮らしをしていて、いつか・・・と思っていたメイ・ホランド(エマ・ワトソン)の元に、かつてのクラスメートアニー(カレン・ギラン)から、サークルの面接を受けてみないかとの誘いが来る。
見事その面接をパスし、晴れて“サークル”の一員となった彼女の前には、信じられないような日々が待ち受けていた。
そんな中、全社員を集めて次のプロジェクトへの取り組みを発表するベイリー。
超小型ワイアレスカメラを、いたるところに設置し、美しい景色や刺激的な経験を沢山の人にシェアすることで、もっとユーザーを増やすという新しい試み。
そして、全人類が”サークル“に加入して一つにつながるという壮大なプロジェクトのリーダーに抜擢されたメイは自ら小型カメラを装着し、プライバシーのすべてをさらけ出し、自分を透明化することで、あっという間に1000万人を超えるフォロワーを獲得する。
でも、それが、幸せな人生なのか?世界はユートピアになるのか?
かつて、この会社を共に立ち上げ、今はベイリーと意見を異にして一線を引いている創始者の一人タイ・ラフィート(ジョン・ボイエガ)との出会いで、徐々に疑問を持つようになったメイ。
そして、起こる大きな悲劇・・・。
行きつく先は、ユートピアなのか?ディストピアなのか?
実は原作と映画のラストは違っていて、映画はちょっと救いのあるものになっている。
監督のジェームズ・ポンソルトと、共同で脚本も書いている原作者のデイヴ・エガーズが描いたこの映画のラスト。
ちょっとヤワなんじゃない?と思われる方には、是非、原作も読んでいただきたいと思いマス!
おたか
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