今日紹介した 映画 は…
シェイプ・オブ・ウォーターでした!
監督
ギレルモ・デル・トロ
出演
サリー・ホーキンス
オクタヴィア・スペンサー
マイケル・シャノン
リチャード・ジェンキンス
ダグ・ジョーンズ
マイケル・スタールバーグ
今年の第90回アカデミー賞で、作品・監督・美術・音楽と4部門のオスカーに輝いた作品。
過去のトラウマで声が出せないイライザ(サリー・ホーキンス)は、政府の機密機関で清掃員として働いている。
ある日、そこにホフステトラー博士(マイケル・スタールバーグ)が研究の為に運んできた、半魚人のような不思議な生き物(ダグ・ジョーンズ)と出会い、ゆで卵を分けてあげたリ、アイコンタクトと手話で心を通わせ、レコードを共に楽しみ、ダンスも?・・・と、まさに一目で恋に落ちました状態に。
威圧的な軍人のストリックランド(マイケル・シャノン)からは虐待を受け、やがてその体のメカニズムを解明するために、彼が解剖されようとしていることを知ったイライザは、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)、隣人の売れない画家のジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)に協力してもらい、彼を助けようとする・・・。
声を出すことが出来ないイライザ。夫の無関心に悩むアフリカ系アメリカ人のゼルダ。同性愛者のジャイルズ。極めつけが、アマゾンから連れてこられたという半魚人。
登場人物の多くがマイノリティ。
この作品で、アカデミー賞の監督賞に輝いたギレルモ・デル・トロも、メキシコ出身で、ハリウッドではマイノリティ。
日本の漫画、特撮、ロボットアニメの大ファンで、円谷英二をリスペクトしているという彼、実は10代の頃「エクソシスト」を観て、特殊メイクの大御所ディック・スミスに手紙を書いて弟子入りしたという経歴は、今年へアーとメイクアップ賞のオスカーに輝いた辻一弘さんが「スターウォーズ」を観てディック・スミスに手紙を書いて・・・と一緒というのも、興味深い。
そして何より、素晴らしい才能を育てたディック・スミスという人の偉大さを、再確認!
全ての俳優にあて書きされた脚本だと、デル・トロさんは言っているけど、ピューリッツァー賞受賞の劇作家ポール・ジンデルの息子から、父親が書いた舞台劇の盗作だと訴えられたり、話題には事欠かない。
水の形・・・水は器の形によってどのような形にもなる。
多様な生き方を認めることが、みんなの幸せにつながる。
どんな犠牲を払ってでも、愛を貫く強さと、優しさ。
バスタブいっぱいの・・・にとどまらず、バスルームいっぱいの水。
その中で繰り広げられる幻想的な愛のシーンは美しい!
おたか
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