おたかのシネマでトーク
今日は「ボヘミアン・ラプソディ」をご紹介しました。
監督 ブライアン・シンガー
出演 ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ
イギリスの伝説のロックバンド“クィーン” そのバンド結成から、1985年ウェンブリースタジアムで行われたアフリカ難民救済の為の20世紀最大のチャリティコンサート”ライブエイド“での熱狂のステージまでを、フレディ・マーキュリーにスポットを当てて描いた作品。
複雑な生い立ちと、容姿へのコンプレックスを持ち、昼は空港で働き、夜はライブハウスに入り浸るような生活をしていたフレディ(ラミ・マレック)は、ある日、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャーテイラー(ベン・ハーディ)と出会い、辞めてしまったヴォーカルの後釜として迎え入れてもらった。
クィーンという新たな名前でバンド活動を始め、ベーシストのジョン・ディーコン(ジョン・マッゼロ)が加わった1971年以降、彼らは一躍人気バンドとなっていった。
ところが、世間の常識にとらわれず、曲作りも生き方も自由にしているかに見える裏で、孤独に苛まれプレッシャーに押しつぶされそうになり、メンバーとも対立。
信じていた人の裏切りや、スキャンダルを書きたてられたりと、悩むフレディ。
そんな中、彼を支えたのは、一度は婚約までしていたメアリー・オースティン(ルーシー・ボイントン)。
婚約解消してからも、彼女とは死ぬまで親友というかソウルメイトであり続け、現在も彼女はフレディの残したロンドン西部にある家“ガーデン・ロッジ”に住み続けているとか。
彼女の、何にだってなれる!自信をもって生きて!というメッセージは、フレディを通して、全ての、悩める者、弱き者、居場所のない者へのエールとして、心に響く。
この映画の企画は2010年に発表された。
そして、完成までには紆余曲折があり、誰が監督をするのか、誰がフレディを演じるのか???など、いろんな人の名が挙がっては消えを繰り返し、結局「ユージュアル・サスペクツ」や「X-メン」シリーズのブライアン・シンガーが監督、TVシリーズ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」の天才ハッカー役でエミー賞にも輝き、映画では「ナイトミュージアム」シリーズでもおなじみのラミ・マレックがフレディを演じることとなった。
ところが、シンガー監督が職場放棄とキャストやスタッフとの衝突などを理由に、完成まであと少しの時期に解雇され、残りは、2013年頃に名前の挙がっていたデクスター・フレッチャーが起用され、今年の1月に完成。
ともあれ、クィーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を務め、本物のフレディの歌声も使われ甦った名曲の数々。迫力の音楽シーンは圧巻!
サントラCDがめちゃ売れしているらしいのも、納得の仕上がりです!
★おたか★
過去ログ…10月31日 放送 おたかのシネマでトーク「ピアニストを撃て」
10月24日 放送 おたかのシネマでトーク「ビブリア古書堂の事件手帖」
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