CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く

ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

  • 2019年6月26日(水) 13時50分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『ハッピー・デス・デイ』(2019.6.26水)

    おたかのシネマでトーク

    今日は「ハッピー・デス・デイ」をご紹介しました。

    監督 クリストファー・ランドン

    出演 ジェシカ・ロース、イズラエル・ブルサード

     

    映画を観る時、何を基準に選ぶのか?

    大好きな映画スターが出ているから?

    お気に入りの監督だから?はたまた一緒に見に行く人のこだわりで・・・とか、その選び方は様々。

    でも、最近、プロデューサーの名前で選ぶ人も増えてきているんだとか。

    プロデューサーといえば“#ME TOO”運動で一躍その名を轟かせることになった大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン。

    「英国王のスピーチ」「恋に落ちたシェイクスピア」などの大ヒット作を手がけ、映画会社や製作会社も立ち上げた敏腕プロデューサー。

    でも、その影響力を悪用して多くの女優にセクハラ行為を働いたとして、映画界を追放されたニュースは、まだ記憶に新しいところ。

    それほど巨大なパワーを持っているプロデューサーの中で、今、勢いがあって大注目株なのが、ロス出身のジェイソン・ブラム。

    あの「セッション」で、アカデミー賞にノミネートされたので、ご存知の方も多いと思うが、一方で、低予算で高品質の作品を作り、それを見事にヒットさせる!まさに”コスパ“のいいプロデューサーとして、アカデミー賞で脚本賞を受賞した「ゲット・アウト」や、「ミスター・ガラス」など話題作をどんどん生み出している。

    もともと彼が手掛けた「パラノーマル・アクティビティ」のシリーズ第1作が15000$で作られて2億$の興収をあげ、ハリウッド史上最も利益を上げた映画と言われるなど、時代と観客のニーズと、キャストやスタッフの選び方などに独特のセンスを見せ、彼の作る映画なら、外れはないだろうと支持されているワケ。

    そしてこの映画は、アメリカでは2017年に公開され、あの1982年の「ブレードランナー」の続編で、ハリソン・フォードが引き続きリック・デッカード役をやるというので、大いに話題になった「ブレードランナー2049」を抜いて週末興行のトップに立ったというから、面白くない筈がないという、タイムループ・ホラーなのだ。

    タイムループ、つまり、同じ時間同じ日が、繰り返されるというもので、主人公の自己チューで最低、ちょっとビッチな女の子ツリー(ジェシカ・ロース)が、9月18日誕生日の朝、なぜか、見知らぬ男の子カーター(イズラエル・ブルサード)のベッドで目覚め、訳が分からないままいつものルーティンをこなして、夜、パーティに向かう途中、ベビーマスクをかぶった殺人鬼に殺される。が、気がつけば同じ9月18日の朝。

    カーターのベッドで目覚め、同じ日常が繰り返され、夜、殺される・・・。果てしなく繰り返される悪夢の誕生日。犯人を突き止めなければ、タイムループから逃れられない。

    恐怖なんだけど、どこか笑えるホラー。この映画の大ヒットによって続編がつくられ、2019年2月にアメリカで公開されたのだが、2匹目のドジョウは居なかったようで、興収は1作目を大きく下回り、ヒットしたら3作目も・・・と言っていたジェイソン・ブラムも、その可能性は低いと言っているとか・・・。

    その続編「ハッピー・デス・デイ 2U」が、日本では引き続き7月12日から封切られる。

    やれやれと思ったのもつかの間、まさかの別次元ループが始まり、タイムループが起こることには理由があったことが判明するという2作目。

    ホラーでコメディで青春ドラマ!2本続けて観られるのも、日本ならではのお楽しみ。どうせなら、2本まとめていかが・・・?

    ★おたか★

    過去ログ・・・

    6月19日 放送 おたかのシネマでトーク「X-MEN: ダーク・フェニックス」

    6月12日 放送 おたかのシネマでトーク「アラジン」

    5月29日 放送 おたかのシネマでトーク「知りすぎていた男」

    5月22日 放送 おたかのシネマでトーク「コンフィデンスマンJP」

    5月15日 放送 おたかのシネマでトーク「初恋 ~ お父さん、チビがいなくなりました」