*おたかのシネマでトーク
今日は「 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY 」をご紹介しました。
監督:キャシー・ヤン
このところ、コロナ騒ぎで、沢山の映画が公開延期。
劇場に出かける人が少ないので、観客が戻ってくるまで公開したくないという映画会社の思惑もあって、延期になるのは致し方ないことだと思うけれど、スケジュールが後ろに伸びた分、劇場の確保が難しくなって公開されなくなってしまう映画が出てくるのではないかと心配。
力のある配給会社の作品は大丈夫だろうけど、インディーズ系の作品など公開できないものも出るだろうし、思っていた劇場での上映が無理になったりするのではないだろうか?
試写も軒並み中止となり、紹介しようとしていた作品の公開スケジュールも直前で延期になったので、見逃していた「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」を観に行ってきた。
ハチャメチャにぶっ飛んでる痛快アクションで、あほらし~と思いつつも、コロナ騒ぎで外出もままならず、鬱屈した気持ちの持って行き所を探している人には、おススメかも。
2016年「スーサイド・スクワット」で、ジョーカーのセクシーな恋人として世界中を虜にした“ハーレイ・クイン”ちゃん。
あの”ジョーカー”に次ぐ、今世紀初の女性ヴィラン(悪役)として大暴れする彼女。
もともとは、精神科医で博士でもあるエリートながら、ジョーカーに恋してしまったが故の、大変身!
ジョーカーとついに別れて髪を切り、二人の思い出の場所エース・ケミカル工場を爆破してゴッサムシティ中に、華麗なる覚醒を告げたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)。
いきなり、犯罪の帝王を目指す裏社会の実力者ブラック・マスク(ユアン・マクレガー)に捕まり、彼の探している秘密の口座番号の入ったダイヤモンドを探すことになったハーレイ。
そして行きがかり上、ダイヤをすったスリのカサンドラ(エラ・ジェイ・バスコ)、ブラックマスクのナイトクラブの歌姫ブラックキャナリー(ジャーニー・スモレット=ベル)、はぐれ刑事レニー(ロージー・ペレス)、謎の殺し屋ハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)という4人の女性たちと共に、最凶で最強の女性チームを組むことになる。
バーズ・オブ・プレイ(BoP)と呼ばれるゆる~い編成のチーム。他にも沢山いるDCコミックに登場する主に女性のキャラクターたちからなるこのチームのメンバーは多士済々。今回は彼女たち5人の活躍を、女性監督のキャシー・ヤンが描き、世界や地球を救うのではなく、一人の子供とハーレイ自身の魂を救うというスケールのちょっと小さな身近なファイトを描き出す。
2017年の「ワンダー・ウーマン」を撮ったパティ・ジェンキンスから、今作のキャシー・ヤンまで、女流監督の描く女性主役のアクション映画のダイナミックな系譜は、今後も脈々と受け継がれて行くに違いない。
★おたか
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