今日紹介した 映画 は…
Les Aventuriers 冒険者たち
でした!
監督
ロベール・アンリコ
主演
アラン・ドロン
リノ・バンチュラ
ジョアンナ・シムカス
セルジュ・レジアーニ
高齢者の多い病院の廊下に、大きな模造紙が貼ってあった。
“覚えていますか?この映画”
オードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」
ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの「風と共に去りぬ」
ソフィア・ローレンの「ひまわり」
そして、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」などなど・・・。
これらの映画の記憶が、認知症の予防や治療に役立つのだろうか?
超美男子、二枚目、ハンサム・・・、イケメンなんて言葉がなかった時代に、美しい男の代表のように言われていた、アラン・ドロン。
先日、引退を表明。“81歳、もうこの歳だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ。”と語ったらしい。
過去にも引退を表明しながら撤回したという前科があるので、今回も?とみる向きもあるようだが、今回は現在計画が進んでいる映画と舞台に出た後、本当に引退するつもりらしい。
本当に日本でのモテぶりは、すさまじかった!
勿論、美男子だということに間違いはないけど、どちらかというと芸術的、社会派の映画に出ていて、どこか影があり、どこか悪のイメージもあって、単なる美男子だけが魅力じゃないというのが、日本以外の国での、彼の受け取られ方だったので、日本でのミーハー的な人気は、外国からは不思議に思われていたようだ。
彼の代表作といえば、世界的に「太陽がいっぱい」と言っていいと思うけれど、一番好きな映画は?って訊くと様々な作品名が挙がって来る。
1967年のロベール・アンリコ監督の「冒険者たち」
これは私のイチ押しの作品。
パリ郊外の飛行クラブで教官を務めるマヌー(アラン・ドロン) レーシングカーのエンジン開発に勤しむローラン(リノ・ヴァンチュラ) そして前衛彫刻家レティシア(ジョアンナ・シムカス)の微妙な関係と、コンゴ動乱の時に海底に沈んだ財宝を見つける彼らの冒険の旅を詩情豊かに、フランソワ・ド・ルーベの音楽にのせて描くロマンあふれる青春レクイエム。
現実逃避したくなったら、是非お勧めの一本です
おたか