「2017年の映画界をふりかえって・・・」
今年も残すところあとわずか、いろいろあった映画に関係すること、振り返ってみました!
何といっても、今年後半になって激震が走ったのが、セクハラ問題。
ミラマックスやザ・ワインスタイン・カンパニーなどに君臨していた大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタインにセクハラ行為を受けたということを、有名な女優たちがどんどん公表し、彼はそのせいで、自ら作った会社や映画業界から完全に追放され、その告発は映画業界のみならず、放送や政治の世界などにも波及し“#me too”というスレッドで、女性たちは実名で次々に声を上げ始め、それは今も、留まるところを知らない程の大きなうねりになっている。
かつては、業界で生き残る為、役を貰う為に、そういう行為を我慢してきた女性たちが、業界でのキャリアを確立し、怖いものなしになった今、声を上げ始めた。
それには昨今の女性の活躍、強い女性を描いた映画の台頭も関係しているのかもしれない。
ガル・ガドット主演パティ・ジェンキンス監督で爆発的ヒットを記録した「ワンダーウーマン」。
女性コンビで、史上最強の女性ワンダーウーマンを描いたこの映画は、8億2000万ドルの興収をあげ、女性監督の作品としては勿論史上最高を記録した。
1941年にDCコミックに登場したワンダーウーマンは「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」に続いての実写化で、地球上で最強のウーマンぶりを発揮した。
この後も、DCコミックとマーベルのコミックヒーローたちの活躍は続きそうだし、ワンダーウーマンの快進撃も続くだろう。
エマ・ワトソン主演の実写版「美女と野獣」も全世界的にヒットし、自分の考えで道を切り開いていくヒロインの生き方は、大いに共感を呼び、それが大ヒットにつながったようだ。
「スター・ウォーズ」シリーズも、「エイリアン」シリーズも、女性が大活躍。
来年2018年も、やっぱり<女性が頑張ってます路線>は、続くのでしょうか???
おたか