今日紹介した 映画 は…
ムーミン谷とウインターワンダーランドでした!
監督
ヤコブ・ブロンスキ
イーラ・カーペラン
出演
宮沢りえ
神田沙也加
森川智之
朴璐美
最近の日本での調査によると、20代の女性のなんと99%が知っているという“ムーミン”!
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが生み出した、カバでもなく、クマでもなく、ずんぐりした体形がどこか可愛いキャラクターのムーミン・トロール。
トロールというのは、北欧の民間伝承の中の、広い意味での妖精で、妖精と言ってもティンカーベルのように、可愛いのではなく、人間によく似た姿ながら耳や鼻が大きくて、どちらかというと醜い外見を持つというイメージのものが多いらしい。
なので、“ムーミン”はトロールだけど、トーベ・ヤンソンが生み出した独自の架空の生きもの。
初めて小説に登場したのが1945年、スェーデン語で書かれた「小さなトロールと大きな洪水」。
その後1953年から、末弟のラルスと描いた漫画が、イギリスの大衆紙“イブニング・ニュース”に週6日掲載されるようになり、一躍人気を博し、小説、コミックのみならず、映画、TVアニメ、グッズなどでも大人気に・・・。
さて、パペットが描き出すこの映画の舞台は、映画シリーズでは初となる冬のムーミン谷。
冬は冬眠するのが常だったムーミンたち。でもある冬、ふと目覚めて”クリスマス“がやって来るということを聞いたムーミンたちは、”クリスマスさんって、どんな人?どんなもてなしでお迎えするの?“と大騒ぎ。
元は、1978年から82年にポーランドのスタジオで作られたパペットアニメのオリジナルシリーズが、高度な技術の下、フィンランドでデジタルリマスター化されたもの。
今年2017年は、フィンランドの独立100周年に当たり、その記念作品としても指定されたそう。
私なんかは、岸田今日子さんの声でなじんできたムーミンの声、その後高山みなみさん松たか子さんも担当したことがあるそうですが、今回は宮沢りえさんがアテレコに初挑戦。ナレーションは神田沙也加さん。その他の役は森川智之さんと朴璐美さんが演じ分けているというから、すごいテクニック!
主題歌を英語版と日本語版両方で歌っているのが、サラ・オレインさん。すごく日本語が達者と思ったら、シドニー大学を出た後、東大に留学してらしたとか。バイオリンも弾けば作詞作曲もし、コピーライターで翻訳家でもあり、何か国語も操るマルチリンガルだというから、スゴイ人です。
11月も終わりに近づき、もう街はクリスマス気分。
クリスマスからお正月にかけてのこの時期は家族や人間関係についてもその大切さに思いを馳せる時期。
フエルトで作られた温かそうなムーミンやおなじみの仲間たちの初めてのクリスマスに、是非ほっこりしていただきたいと思います!
おたか