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寺谷一紀とい・しょく・じゅう

番組内容

ラジオ関西でもお馴染みの寺谷一紀が、暮らしを豊かにするヒントを、医療や食文化、旅、音楽など様々な視点でお伝えします。

  • 2019年2月18日(月) 18時00分 医療知ろう!

    緩和ケアについて

    14日の「医療知ろう!」では、高砂市にあります三木医院 院長の三木健史さんに「緩和ケア」をテーマにお話を伺いました。

    「緩和ケア」と言うと、いわゆる「終末医療」の一環と考えられていますが、そういうマイナスイメージでとらえるのではなく、患者さんの生活の質を上げる「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」の観点から、様々な分野の専門家が提携して取り組んでいくこととして、近年見直しが進んでいます。

    安心の医療を実現するために

     

  • 2019年2月11日(月) 15時00分 医療知ろう!

    こどもシェルター「こころんハウス」について

    2月7日の「医療知ろう!」では、多田医院 院長の多田梢さん(中央)弁護士の内海陽子さん(左)松浦さん(右)をお招きして、こどもシェルター「こころんハウス」についてお話を伺いました。

    「こころんハウス」とは、内海さん、松浦さんが理事を務めるNPO法人「つなご」が運営している主に十代の少女たちを保護するためのシェルターで、様々な事情で一般的な生活を送ることが出来ない少女たちを受け入れています。

    最近は特に、家庭内における虐待や育児放棄などが原因で保護が必要な少女たちが増えているそうで、彼女たちが安心して生活していけるよう、行政や医療機関などと提携して問題解決に取り組んでいるそうです。

     

     

  • 2019年2月5日(火) 13時45分 医療知ろう!

    閃輝暗点について

    1月31日の「医療知ろう!」では、西川クリニック院長の西川実徳さんをお迎えして「閃輝暗点」という症状についてお話を伺いました。

    「閃輝暗点」とは、視界に何かキラキラしたものが見えるという症状で、片頭痛の前兆として起きるとされています。

    その原因は、脳の「視覚野」と呼ばれる部位の血管が収縮して、一時的に血の流れが変化するために起きると考えられています。

    このように脳との関連も指摘されているので、「閃輝暗点」が起きたら、眼下だけでなく、神経内科なども並行して受診して、場合によってはCTやMRIなどの検査も受けた方がいいようです。

    安心の医療を実現するために

  • 2019年1月27日(日) 17時00分 医療知ろう!

    糖尿病と移植医療の現状について

    24日の「医療知ろう!」では、岩永クリニック院長の岩永康裕さんに「糖尿病と移植医療」の最新事情についてお話を伺いました。

    今や、国民病とも言われている糖尿病。中でも1型糖尿病は、主に自己免疫によっておこる病気です。

    自分の体のリンパ球が、体内でインスリンを産みだす膵臓を破壊してしまうことで発病します。

    発病すると常にインスリン注射が必要となるため、患者さんにとっては大きな負担となります。

    そこで注目されるのが、移植による治療です。

    根本的な解決となるのが膵臓移植です。膵臓事態を新たに移植することで再びインスリンを自力で作りだすことが出来るようになります。

    しかしながら、手術が大掛かりになること、拒絶反応などが起こる可能性があることなどがデメリットでもあります。

    一方、新たに注目されているのが「膵島移植」。インスリンを直接作る細胞である「膵島(すいとう)」を移植するという方法で、大掛かりな外科手術を必要としないメリットがあります。

    ただ、拒絶反応が起きやすく、何度か膵島を移植する必要がある他、先進医療のため保険がきかないというデメリットもあります。

    手術にあたっては、症状などに合わせて最適な方法を選ぶ必要があるんですね。

    安心の医療を実現するために

  • 2019年1月21日(月) 17時35分 医療知ろう!

    阪神淡路大震災と保険医協会

    17日の「医療知ろう!」では、阪神淡路大震災から24年目を迎えて、兵庫県保険医協会が取り組んできた活動について、副理事長の加藤擁一さんにお話を伺いました。

    今年で24年目を迎えた阪神淡路大震災。

    兵庫県保険医協会では、当時から被災者の医療支援に取り組むとともに、復興後も被災者の生活支援などにあたってきました。

    また東日本大震災以降、全国各地で続く自然災害の現場でも、被災者への医療支援のために会員の医師の皆さんたちが医療ボランティアとして支援に向かいました。

    こうした活動を通じて保険医協会として広く訴えたいことに、完全な復興が難しい人たちへの生活支援の必要性です。

    特に高齢者が家などの生活基盤を無くすと、もう一度、一からやり直すというのは非常に困難な状況になります。

    こうした社会的弱者となる方たちへの生活支援を、国のレベルで実施してもらうべく、保険医協会では、様々な働きかけをしています。

    番組でも紹介しましたが、復興住宅の現状についてまとめた本が出版されました。

    住むこと 生きること 追い出すこと
    9人に聞く借上復興住宅

    市川英恵/著
    兵庫県震災復興研究センター/編

    定価 1,296円(本体価格1,200円)

    興味がございましたら、ぜひお近くの書店でお求めください。