今日紹介した 映画 は…
祈りの幕が下りる時でした!
監督
福澤克雄
出演
阿部寛
松嶋菜々子
溝端淳平
田中麗奈
伊藤蘭
小日向文世
キムラ緑子
東野圭吾がデビュー当時から書き続けている刑事加賀恭一郎シリーズは「卒業」から「祈りの幕が下りる時」まで、現在10作品が講談社文庫で出版されている。
8作目の「新参者」は、日本橋署に異動してきた刑事加賀恭一郎(阿部寛)が、殺人事件の真犯人を探すというミステリーと、事件の裏に隠された人形町の商店街の人々の心の謎を解くというヒューマンドラマ的要素が、バランスよくミックスされ、2010年に連続TVドラマとしても大ヒット。
9作目の「麒麟の翼」は2012年に映画になり、10作目、その「新参者」シリーズの完結作がこの「祈りの幕が下りる時」。
2014年に第48回吉川英次文学賞を受賞し、昨年の10月時点で84万部を売り上げているベストセラー。
監督は、映画では「私は貝になりたい」に続いてこれが2作目の福澤克雄。映画は2本目でも、ドラマではあの「半沢直樹」や「下町ロケット」などを手掛けたベテラン。
被害者と同時に加害者の心情をも解き明かし事件を解決する、人の心の謎を解く名刑事、加賀恭一郎(阿部寛)。
今作は、特に、彼の過去とのかかわりが強いストーリー。
東京葛飾区のアパートで発見された女性の腐乱死体。そのアパートの住人も行方不明。
やがて捜査線上に浮かび上がったのが、美しい舞台演出家浅居博美(松嶋菜々子)。
けれど、彼女には完璧なアリバイがある・・・。
現場に残されたカレンダーには、日本橋を囲む12の橋の名前が書きこまれていて、それを見た加賀は、激しく動揺する。
まだ子供の恭一郎を残していなくなり、孤独死した母百合子(伊藤蘭)の失踪の謎にも、繋がっていると感じたからだ。
加賀の従弟の、警視庁捜査1課の刑事松宮修平(溝端淳平)、父の元刑事の加賀隆正(山崎努)、父の最後を看取った看護師の登紀子(田中麗奈)などおなじみのメンバーに加え、小日向文世、及川光博、キムラ緑子、烏丸せつこ春風亭昇太など、芸達者な面々が顔を揃えていて、重厚感のある見事なドラマに仕上がっています!
おたか