臨港線跡ウォークしてきました~夏休み報告③
8月10日は「道の日」でした。そこで個人的なイベントとして「臨港線跡ウォーク」してきました。
「臨港線」とは東海道本線の貨物用線路で、東灘信号所(現在のJR摩耶駅)から神戸港駅(現在のみなとのもり公園)までの3.4kmほどの間に単線の鉄道路線があったのです。今回のウォークはみなとのもり公園をスタート!
ここにあった神戸港駅のことが表記されています。
阪神淡路大震災の時計・鐘のモニュメントとともに車止め線路が設置されています。
HAT神戸の西端に公園内に煉瓦のモニュメントがあります。
これは神戸港駅構内にあった煉瓦造りの下水道で、四隅にある柱状のものは、この公園の北側を東西に走っていた臨港線の南本町架道橋橋台の一部とのこと。いずれも移設設置されたものです。
大正から昭和時代の最盛期には国道2号線を跨ぐ形で神戸港の各突堤まで線路が敷かれていました。
時代は鉄道輸送からトラック輸送に変わり臨港線は2003年12月1日に全線廃止となり、跡地にはマンションなどが建設されました。国道2号線脇にはおそらくレール跡であろう土手のようなものが残っています。
そして再整備された際、国道2号線南側付近からJR灘駅南側まで路線跡を活かした遊歩道が出来ました。
遊歩道脇にはレールが敷かれています。
こんな表示板も!
そしてコンクリートとコンクリートの間にはジョイントとしてレールがはめ込まれていました。こんな使い方もあるのですね。
国道2号線を跨ぐ跨線橋はそのまま歩道橋に!
「日本国有鉄道」の表示板
架線柱もあえて残されています。
さらに遊歩道は続きます。
一部明らかに古いコンクリート部分があります。
1970年5月の表示がありました。ここも元々は国鉄所有のものだったのでしょう。
しばらくすると小さなレールが敷かれているところがありました。これは神戸市立科学技術高等学校の鉄道研究会が作ったミニSLの線路。校庭脇に約200mに渡って敷設されていてイベントの際に走らせていましたが現在はイベント自体がお預け。
所々昔のコンクリートや煉瓦が残っています。
この架道橋を渡ると遊歩道は終わり。
右手の建物は臨港線跡に建てられたマンション。その脇の道を進むと・・・
小さな公園があり車止め線路が置かれています。このあたりから臨港線は小野浜方面に続いていたのですね。
JR神戸線の下をくぐる人専用の通路。一部昔の煉瓦タイルが残っていました。
しっかりと汗をかき「鉄」分補給出来た1日でした。
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