おたかのシネマでトーク
今日は「初恋 ~ お父さん、チビがいなくなりました」をご紹介しました。
監督 小林聖太郎
出演 倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子、佐藤流司、小林且弥
元々、30歳代の女性を中心に、幅広い層に人気の漫画家西炯子のコミックが原作。主人公は、今年で結婚50周年を迎える、70歳代の夫婦。
夫の武井勝(藤竜也)は74歳、絵にかいたような亭主関白で、定年退職後も元いた会社に顧問として残り、たまに出社する以外は、町の将棋道場で時間を潰しているという頑固者。
一方、70歳の妻の有喜子(倍賞千恵子)は、編み物と韓流ドラマが大好きで、お気入りはスターのヨンギ。
家に帰れば、妻に靴下を脱がせてもらったり、脱ぎ捨てた上着は妻が拾ってハンガーにかけるのが当然のような日常が繰り返される、正に昭和な夫婦。
ところがある日、次女の菜穂子(市川実日子)が父親の好物の栗を持って実家を訪ねた際、彼女は母親の口から思ってもみなかった言葉を聞く。
『お父さんと別れたいと思っている』・・・・・。
そして、一体何がどうなっているのか、全く理解できず、混乱している菜穂子の元へ、追い打ちをかけるかのように、愛猫の“チビ”がいなくなったという電話・・・。
ある意味、緩衝材のような役割を果たしてきてくれた“チビ”がいなくなって、大変な局面を迎えた武井家夫婦のところへ、代わりにやって来る人々。
“チビ”捜しを依頼したペット探偵笹原(佐藤流司)は、韓流スターのヨンギそっくり。
ふらっとこの町にやって来て、将棋道場で勝の相手をすることになった小説家志望の山崎(小林且弥)。
菜穂子から連絡を受け、慌ててやってきた長男(小市慢太郎)長女(西田尚美)たち。
おまけに勝が謎の美女(星由里子)と喫茶店で密会していることも有喜子の知るところとなり・・・。
かつて駅のミルクスタンドで働いていて勝と出会った若き日のことやいろんなことを思い出しながら、有喜子は何故、離婚を口にしたのか?彼女の本当の気持ちとは?
そしてそれを知った時、勝がやっと口に出して伝える思いと言葉。
長年連れ添った夫婦っていいもんだなと、じんわりと心に沁みるいい映画。
CASTが全員はまり役。これが遺作となった星由里子さんも出番は少ないながら、心に残ります。
監督は「毎日かあさん」「マエストロ!」の小林聖太郎。
黒猫の”チビ“も名演です!
★おたか★
特別プレゼントがあります!
映画「アラジン」の特別試写会をペア3組6名様にプレゼントします。
日時は5月27日(月) 18:40開場 19:00開演。
場所は大阪ステーションシティシネマ。
ご希望の方は、番組までメールを送ってくださいね!⇒ メールフォーム
過去ログ・・・
- 5月15日 ばんばひろふみ ラジオDEしょー★ (2019.5.15水)
- おたかのシネマでトーク『初恋 ~ お父さん、チビがいなくなりました』(2019.5.15水)
- 5月22日 ばんばひろふみ ラジオDEしょー★ (2019.5.22水)