おたかのシネマでトーク
今日は「アリー/ スター誕生」をご紹介しました。
監督 ブラッドリー・クーパー
出演 レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイブ・チャペル、サム・エリオット
1937年にジャネット・ゲイナーとフレデリック・マーチで、1954年にジュディ・ガーランドとジェームズ・メイソンで映画業界を舞台に作られた2作、1976年には、バーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンの共演で音楽業界に舞台を変えて作られた「スター誕生」。
今作は4回目の映画化で、ブラッドリー・クーパーが監督・主演、タイトルロールのアリーを演じるのは、あのレディ・ガガ。
歌手を夢見て、ウエイトレスとして働きながら、週に一度ナイトクラブで歌っているアリー(レディ・ガガ)の歌を、偶然耳にした国民的人気歌手ジャクソン(ブラッドリー・クーパー)は、その歌声に魅了され、一緒にツアーを回ろうと誘う。
彼に歌の才能を見出され、瞬く間に、スターダムを駆けあがってゆくアリー。
そして二人は、激しい恋に落ちた。
彼女の人気はうなぎ上りで、やがて、レズ・ガヴロン(ラフィ・ガヴロン)がマネージャーにつく。
振付師を雇い、よりポップな路線で売り出そうとするレズとジャクソンは、しばしば対立するようになる。
そんな中、アリーも又、別の方向にキャリアを進め、自分の足で歩み始めようとする。
一方で、聴覚障害に悩み、父や兄との間に葛藤を抱え、酒とクスリの依存症の問題で、活躍に陰りが見え始めるジャクソン・・・。
当初、クリント・イーストウッドが監督をし、ビヨンセの主演で計画されたこの企画、相手役のジャクソンがなかなか決まらず、そうこうしているうちに、ビヨンセの妊娠などで頓挫。
でも、結果としてブラッドリー・クーパーとレディ・ガガの共演、クーパーの初監督は正解だったと思う。
2014年の「アメリカン・スナイパー」で、C・イーストウッド監督と仕事をして、俳優としても監督としても素晴らしい彼に憧れ、その後を追おうと思ったクーパーに、いきなり訪れた大きなチャンス。
今までミュージシャンの経験のなかったクーパーが、レディ・ガガと共に曲を作り、バンドと共に歌う。
カントリーミュージックの大御所ウイリー・ネルソンの息子のルーカス・ネルソンも一緒にこの映画の為にオリジナルソングをたくさん作り、ジャクソンのバンドのメンバーとして出演もしている。
事実上、この物語のメインテーマであり、アリーとジャクソンのテーマソングともいうべき”シャロウ“は、ガガが音楽界の大物たちと組んで作り上げた曲。素晴らしい歌で、サントラがメチャ売れしてるのも納得!
今や大スターのガガの、不遇の時代とオーバーラップするアリーのシンデレラストーリー。
2時間16分の上映時間、ライブのシーンを含め、たっぷり充実の見応えなんだけど、2時間を超えると腰がだるくなってツライって感じるのは、私だけ???
★おたか★
過去ログ…12月12日 放送 おたかのシネマでトーク「彼が愛したケーキ職人」
11月28日 放送 おたかのシネマでトーク「ゲスト 池谷薫監督」
11月21日 放送 おたかのシネマでトーク「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」