*おたかのシネマでトーク
今日は「 コンフィデンスマンJP -プリンセス編- 」をご紹介しました。
監督:田中亮
キャスト:長澤まさみ
東出昌大
小手伸也
小日向文世
白濱亜嵐
三浦春馬
他
前作2019年5月公開の「ロマンス編」の大ヒットを受けての映画版第2作。
今回は、最高のリゾート地、マレーシアのランカウイ島を舞台に、世界有数の富豪の後継者を巡ってのコンゲーム(だまし合い)。
10兆円の資産を持つフウ一族の当主レイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなり、残された3人の子供たちの誰が跡目を継ぐのかが注目される中、長女ブリジット(ビビアン・スー)、長男クリストファー(古川雄大)次男アンドリュー(白濱亜嵐)の前で、遺言書を読み上げた執事のトニー(柴田恭兵)が告げた名前は、誰もがその存在を知らない隠し子“ミッシェル・フウ”だった。
世界中から、我こそはミッシェルと名乗りを上げる人々が続々とやってくる中に、勿論われらがダー子(長澤まさみ)も参戦。新しい子猫のコックリ(関水渚)をミッシェルに仕立て、自らはその母親だと名乗り出たのだ。
おなじみのメンバーのボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は勿論、五十嵐(小手伸也)それに1作目の映画からのダー子の敬愛する美貌の詐欺師スタア(竹内結子)、天才恋愛詐欺師のジェシー(三浦春馬)、宿敵マフィアのボス赤星(江口洋介)らおなじみのメンバーに加え、TVドラマ“運勢編”の未亡人詐欺師波子(広末涼子)も加わり、TVからのシリーズのファンにとっても嬉しい豪華キャスト。
一方、スタッフは監督が1作目に続き田中亮。脚本も前作と同じ古沢良太。
おなじみのどんでん返しは勿論のこと、今回はコンゲームというより人間ドラマとしての面が強調され、人情にほだされるような展開に、ホロリとさせられる。
主題歌“Laughter”を歌うのはOfficial髭男dism。2018年”ノーダウト“がフジTV系の月9ドラマ”コンフィデンスマンJP”の主題歌に抜擢され、2019年の映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」にも“Pretender”が使われるなど、この作品にはなくてはならない存在のグループ。
公開に向けてのプロモーションが行われていた7月18日、ジェシー役の三浦春馬が突然この世を去った。
その日の夜、地上波のTVで、前作の映画が放映される予定で、あまりのことに泣きながら観たというファンも多く、私もいまだに信じられず、もうあのジェシーに会えないのかと思うと心底悲しい。
映画では「恋空」「永遠の0」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」など、TVドラマでは「ブラッディ・マンデイ」「サムライ・ハイスクール」「僕のいた時間」「TWO WEEKS」など、そして、舞台の「キンキー・ブーツ」「罪と罰」などなど、彼の才能は本当に素晴らしく、NHKの紀行番組「世界はほしいモノにあふれてる」でのMCは、本当に秀逸だった!
東出昌大の離婚騒動もあり、なにかと作品以外のところで話題になっているが、長澤まさみの母性豊かな母親ぶり(「Mother/マザー」でのこわい毒親ぶりとのふり幅の大きさに、さすがの女優魂を感じて、感動!)や、デヴィ夫人の自前のドレスや宝石に目を奪われ、マレーシアといえば今やそこにお住いのあの有名人がちらっと登場など、仕掛けも満載の楽しい作品デス!!
★おたか★