おたかのシネマでトーク
今日は「スマスイ」をご紹介しました。
監督 岡誠、川浪ナミヲ
出演 岡本拓朗、南志保、大木こなつ、上西絵莉奈、吉岡幹夫、山口尋美、行澤孝
誰にでも、思い出の場所がある。
そんな場所が建て替えられ、姿を変えてしまうのは、ものすごく寂しい。
せめて、映像で記録に残したいと思う人はきっといっぱいいるはず。
スマホで簡単にムービーが撮れるような時代だから、それぞれの思いを映像化して残しておこうと思う人も多いだろう。
でも、ただ単に、ドキュメンタリーみたいに撮るのではなく、どうせならみんなの記憶に残るような、映像にしたい・・・
ということで生まれたのがこの映画。
そしてこの度、DVDで発売されたので、ぜひ買って、ゆっくり観てほしいと、ご紹介!
ちょっと前、あの人情派怪獣映画として結構人気を呼んだ「大災獣ニゲロン」を生み出したチームが再び集結。
ラジオ関西も製作に加わっているから、この“ラジオ DE しょ~”のプロデューサーの内藤さんも、なんと再びスクリーンに登場! 亀の声担当の谷五郎さん、クリニックのナース役のケーちゃんなど、おなじみの面々も・・・。
会社をクビになり、妻や娘にも愛想をつかされた中年男の田中一郎。須磨水族園に再就職することが出来、亀の飼育係に。
慣れない仕事に、右往左往する彼の前に、不思議な先輩が現れ、特訓をしてくれたおかげで、いつしか職場になくてはならない存在に。
熱帯魚オタクの慎太郎と一緒に住んでいる就活生のかずえ。でも、なんかその関係にしっくりこないものを感じる今日この頃。
かつてはインテリアコーディネーターとしてバリバリ活躍していた真希に、海外での仕事の誘いが来て、まだ小さな息子2人をダンナに預けてでも行くべきか・・・?
町の診療所で地域医療に頑張っている医師の寺田は、余命宣告を受けたが、長年連れ添った妻にも、病気のことを言い出せないでいる・・・。
そんな彼らがやってきたのが“スマスイ”。
それぞれに思い出があり、思い入れのある場所で彼らは一体、何をみつけるのか?
原案・制作統括が岡田誠司、プロデューサーには、出演もしている大鹿達弥、そして本丸勝也に内藤泉。
監督・編集が岡誠、監督・脚本が川浪ナミヲといったメンバー。
監督の岡誠さんは、岡田誠司さんのペンネームだとばかり思っていたが、全くの別人なんだとか。
主要な登場人物を演じる劇団赤鬼のメンバーをはじめ、地元神戸で活躍している面々が手掛けたこのドラマ仕立ての“スマスイ”の映画。
きっといつまでもみんなの記憶に残る“スマスイ”の世界が、優しく心を温めてくれることでしょう。
私も、子供がまだ小さかった頃、本当によく行ってお世話になった“スマスイ”。
コロナウィルス騒ぎで、閉園が続いたり、大変なことになってしまったが、閉園中のスマスイの門の前で、このDVDの販売会を行ったり、本当に地元密着の姿勢が嬉しい。
現在ネットなどでも絶賛発売中!
貴方自身の”スマスイ“の思い出と重ねながら、是非~!!
★おたか★