*おたかのシネマでトーク
今日は「 ワンダーウーマン 1984 」をご紹介しました。
監督:パティ・ジェンキンス
キャスト:ガル・ガドット
クリス・パイン
クリステン・ウィグ
ペドロ・パスカル
ロビン・ライト
他
前作、2017年の「ワンダーウーマン」は大ヒットだった。
ヒーロー映画の興収記録No.1を誇っていた2002年の「スパイダーマン」の記録を塗り替え、トップに躍り出たこの映画、監督は、パティ・ジェンキンス、長編映画監督デビューとなったあの2003年の「モンスター」で、シャーリーズ・セロンにアカデミー賞の主演女優賞をはじめ多くの賞をもたらし注目された女流監督だ。
そして今回の続編も、パティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドット主演というあのゴールデンコンビの作品。
幕開きは、ダイアナの少女時代。女性だけの部族”アマゾン族“の暮す絶海の孤島セミッシラで行われている”SASUKE”のような過酷な競技に出場し、すごい活躍を見せる王女ダイアナ。彼女は部族の女王ヒッポリタとギリシャ神話の神ゼウスとの間に生まれた子供。
訓練で得た卓越した格闘術に父から受け継いだパワーが加わり、幼いながらその実力はすごい。
20世紀初頭に故郷セミッシラ島を離れ、以来人間社会の中で暮しながら、目立たぬ形でヒーロー活動も続けている。
前作では、第1次世界大戦を舞台にアメリカ軍のスティーブ・トレバーと共に、邪悪な軍神アレスと闘って世界を滅亡から救った。
今回の舞台となる1984年当時は、ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館に勤めているダイアナ(ガル・ガドット)。
ある日、博物館に強盗事件の証拠品の古美術品が鑑定の為送られてきて、新任の学芸員のバーバラ(クリステン・ウィグ)とその鑑定にあたったダイアナは、そこに“願いを1つだけかなえてくれる魔法の石 ドリーム・ストーン”があるのを見つけ、半信半疑で願い事をする。バーバラは“憧れの先輩ダイアナになりたい”、ダイアナは前作で戦闘の末、壮絶な死を遂げたスティーブ・トレバー(クリス・パイン)に会いたいと願う。
もう一人、その石の秘密を知る、投資会社の経営者マックス・ロード(ペドロ・パスカル)は館内見学に訪れ、首尾よくその石を盗み出してしまう。そして彼が望むのは、石そのものになること。
絶大な石のパワーで望みは叶い、バーバラはダイアナの美しさとワンダーウーマンとしてのパワーを手に入れ、やがて獣のしなやかさを持つスーパーヴィラン“チーター”に変身。そして、ダイアナの元には、恋人スティーブが現れる。
欲望を操る男マックスは“願いは何だ?”といろんな人々の欲望の実現と引き換えに、大切なものを奪い取ってゆき、他者の願いをかなえる度に自身のパワーを増幅させていったのだ。
撮影に入る前に、シルク・ドゥ・ソレイユのショウに行き、ケーブルを使ったパフォーマンスを見ていたく感動したジェンキンス監督は、メンバーをアクションの振り付けのスタッフに迎え、できるだけアクションはCGではなく実写で撮りたいと演出したという。ワンダーウーマンの武器の一つ、真実の投げ縄を使ったシーンなどに加え、飛行機や一大カーチェイスシーンなど、アクションの見どころも満載。
これで、もっとヴィランが凄かったら、もっとワクワクドキドキできたのかな?
今回、悪役の恐ろしさって、実は大きなポイントなんだと、再認識した次第!
★おたか★