今回は、「くろまと」の10月号から、使っても安全なの?農薬に関する素朴なギモンについて伺いました!
家庭菜園では、種を植えて、農薬を使用しなくても野菜や花をつくる機会もありますが、生産者の方が農薬を使うには何か理由があるのでしょうか?
「くろまと」には
①病害虫の発生により作物が病気になり、収穫する量が減少したり、安定的に確保できない
②害虫の虫食いによって、品質が低下する
③カビが発生しカビ毒を産生(さんせい)する
といった例が記載されています。
使用しないで栽培するというのはとても難しいこと、なんですね。
とはいえ、農薬、っていうとすごく危険なイメージだったり、食べてはいけないもの、のようなイメージを持つ方も多くいるようには思います。
たしかに昭和の初めころには、農薬イコール毒物のイメージが定着するような事件や事故が多かったわけですが、現在では、農薬取締法により国に登録されて農薬だけが使用できる等、大きくルールが変わっています。
消費者ももちろんそうですが、使用する生産者のみなさんが危険だと困りますからね。
これからは、作物を育てるためにはどうしたらいいか、これは食べる人への配慮、そしてつくる人のためにはどうしたらいいか、労働安全や労働環境への配慮、そして、地球、人だけでなく、地球上すべての生き物、ひょっとしたら生き物だけでなく、あらゆるものへの配慮、のバランスがとても大切、ということかと思います。
放送の模様は動画でもご覧いただけます!
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