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三上公也の朝は恋人

  • 2020年12月21日(月) 04時11分

    国登録有形文化財「湊川隧道」一般公開へ行って来ました!

    この土曜日の午後一般公開されている「湊川隧道(みなとがわずいどう)」へ行って来ました。

    毎月第3土曜日の午後1時から3時まで公開されています。

    湊川隧道は神戸市兵庫区にある標高85mの会下山(えげやま)の中を通る日本初の近代河川トンネル(延長約600m)で、1901年(明治34年)に竣工。内壁は煉瓦で覆われています。

    使われている煉瓦

    幅7.3m、高さ7.6mの馬蹄型をしたトンネルで、1995年(平成7年)の阪神淡路大震災で被災し応急補強工事が行われましたが、その後新湊川トンネルが建設されたことで役目を終えました。

    トンネルとしての役割は終えましたが、地域の文化を継承する近代土木遺産の価値があり、先人の偉業を後世に伝えようと保存が決まりました。現在は「湊川隧道保存友の会」によって一般公開や各種イベントが行われています(コンサートや講演会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止中)

    夏は涼しく冬は温かく感じるトンネル内部。気温は12℃~22℃

    一年を通して気温がほぼ一定しているトンネルを利用して日本酒の貯蔵が行われています。

    それが兵庫湊川隧道貯蔵酒「隧 ZUI」で今月1日から発売になりました。

    灘五郷の酒造会社「神戸酒心館」や神戸シーバス、兵庫県、湊川隧道保存友の会が取り組む企画で半年間貯蔵されたもの。

    720ml入り1本2,200円(税込)で3,000本限定販売。神戸酒心館や市内の酒販店などで販売中。

    隧道でゆっくり寝かせることでうま味が増すということですがさてお味は・・・
    正月に開栓します(^^)

    なお湊川隧道ですが次回一般公開は2021年1月16日(土)午後1時~3時で事前予約は要りません(入場無料)
    この日は阪神淡路大震災から26年を迎えるのを前に午後1時15分から来場者による竹灯籠のローソク点灯を行い、その後黙祷が行われます。