大阪北部を走る北大阪急行線ですが、千里中央駅から箕面萱野駅まで2.5㎞延伸され来月23日に開業します。大阪市中心部と箕面市内が1本の鉄路で結ばれます。先日、開業に向けて工事の最終段階を迎えている新駅舎を取材してきました。まずは箕面萱野駅の様子をレポート。
ホーム下の地上部分にはコンビニや飲食店などが入店予定。
北改札口と商業施設のキューズモールは2階で繋がります。
自動改札機据え付け前の改札口
券売機もこれから設置されます。
改札を通るとすぐにホーム
南改札口は地上部分にあります。
ホームへはエスカレーターかエレベーター、階段を利用して上がります。
改札口を入って左手に授乳室やトイレがあります。
授乳室
トイレ入口
トイレには男性用女性用ともおむつの交換台や身だしなみをチェック出来るよう大型の鏡と台が設けられています。
階段を上がります。
案内表示板には北改札口まで、またエスカレーターやエレベーターのある場所までの距離が示されています。
北大阪急行は大阪メトロ御堂筋線との相互乗り入れ路線です。
2階部分の高架ホームで屋根は白い布が張られています。
奥行きのあるエレベーター
エアコン完備の待合室。開業までに椅子が設置されます。
千里中央からの延伸部分には2つの駅が新たに誕生。もうひとつは箕面船場阪大前です。
ホームから箕面船場阪大前方面の眺め。架線が無いので開放的です。
北大阪急行線は大阪メトロ御堂筋線と同じ青い部分の給電レールから電気を供給する「第三軌条上面接触式」が採用されています。
2018年に起きた大阪北部地震では給電レールが傾くなどの被害が起きたことから、それを防止するための装置が一定間隔で設置されています。
ホームには乗務員の習熟訓練用でしょうか、北大阪急行9000系トップナンバー編成車両が入線していました。
延伸開業を知らせるヘッドマーク付き。相互乗り入れする大阪メトロ御堂筋線車両でも訓練が行われているようです。
ホーム最後部に設置されているモニター
車両の停止位置は決められていて、仮にヒューマンエラーが起きた場合でも確実に安全に列車が停止するよう安全装置が付いています。
しかし停電などのトラブルで万が一ホームドアが開かないケースが想定されますが、ホームドアには非常脱出ドアが設けられているので安心です。
レール端にこのような台車がありました。建築限界測定を行う検査車両で、線路の周囲にある建築物や構造物が車両に接触しないかを調べる際に用いる台車だそう。
国鉄の事業用車両で「おいらん」と呼ばれるかんざしを沢山付けたようなオヤ31車両がありましたが、これと同じような役目をするものとのことです。
※参考写真オヤ31
駅舎の東側には広場とともにバスターミナルが整備されます。これまで千里中央駅を発着するバスの一部がこちらに移転してくるようです。
箕面萱野駅を利用する乗降客数は1日約25,000人を見込んでいるとのこと。延伸開業で便利になりますね。
このあとはもう一つの新駅「箕面船場阪大前」駅へ徒歩で移動します。
北大阪急行延伸開業レポートつづく。
- 洋楽「 女声デュオ 」ソング と 朝来市 藤岡勇市長
- 延伸工事が進む北大阪急行の新駅に潜入~「箕面萱野駅」編
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