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三上公也の朝は恋人

  • 2024年3月12日(火) 03時15分 関西

    神戸ハーバーランドにある津波避難情報板

    東日本大震災の発災から昨日で13年となりました。2万2千人以上が犠牲となった戦後最大の災害ですが、29年前の阪神淡路大震災と比べて大きく異なるのが津波災害です。大きな地震が起きた時に海岸部で一番に警戒しなければならないのが津波です。東日本大震災以降、海に近い場所には海抜表示板や避難ルートを示した看板が取り付けられ、近い将来起こるであろう南海地震への備えとして高知県や和歌山県など津波来襲が想定されるところには避難タワーが設置されています。
    高知県安芸市の津波避難タワー

    高知県奈半利町の津波避難タワー

    JR紀勢本線周参見駅近くの津波避難タワー

    和歌山県すさみ町の津波避難タワー

    津波に関する注意報や警報が出たら一刻も早く海辺や河口を離れ高台に避難することが大事です。

    神戸ハーバーランドも海辺に近い場所ゆえ津波避難情報板が設置されています。南海地震が起きた場合に想定される津波高は3.9m、津波到達時間は91分。その間に3階以上の強固な建物、あるいは高台への避難が求められます。

    阪神淡路大震災の時には地下施設が揺れに強かったのですが、津波が想定される場合の地下施設は水が流れ込んで危険です。

    山側への避難の際、ハーバーランドからは国道2号線を渡らなければなりませんが、場合によっては地下を避けて移動する必要があります。

    その場合のルート確認なども普段からしておくべきでしょう。

    いつ、どこで災害に巻き込まれるかわかりません。大事なことは「自分の命は自分で守る」ということ。
    そのための正しい情報入手と落ち着いた行動が求められます。

    旅先の宿泊施設で非常口を確認するように、訪れる場所の地形や方角などを事前に頭に入れておくことも大事ですね。
    イザに備えて携帯ラジオの普段使いも忘れずに!