2日目の朝。あいにく雨が降ったり止んだりの空

まずは朝食。バイキング式でした

野菜の甘酢炒めやさつま揚げ、サラダ、きびなごなどチョイス

豚汁

四国を思い出すうどんもありました

さつま揚げは西郷さんの焼き印入り

黒豚みそをちょいと添えて

コーヒーは部屋に持ち帰り出発準備をしながら飲むことに

まずはホテルから程近いところにある「里麓(さとふもと)武家屋敷通り」へ

江戸時代の郷士たちの家が立ち並んでいた町並みが残る通りです

その入口には八幡さんがありました

丸い石を積み上げた玉石垣と生垣の通りです

承久の変で戦功のあった小川氏の居城だった亀城のほど近くにそのまち並みが残っています
ここには縄文から古墳期の土器や弥生人の骨も出土したという遺跡がありました

東シナ海は台風の通り道にもなり風雨も強いことから高い建物はありません。海の近くにはこうした看板も設置されています

電線では2羽のカラスがいちゃついていました

甑島を代表する景勝地の「長目の浜展望所」

なまこ池と貝池、鍬崎池の大小3つの池と海を隔てる砂州が約4Km続いています。晴れていたら貝池となまこ池の間の遊歩道を通ったのですが雨ゆえにここから眺めるだけに

長目の浜の反対側に位置する「田之尻展望所」

長目の浜の全景が見下ろせる場所です

昼食前に瀬上というところに立ち寄りました。ここにはオオウナギが住んでいるのです

雨の中でも何匹も見ましたが地域の人たちに大切にされているそうで、川の石を乗り越える際には腹も見せていました

コシキテラスに立ち寄りました

旧中甑港待合所をリニューアルして出来た施設でカフェやショップもあり、この日乗船するはずだったクルーズ船の受付場所でもあるのです

すぐ目の前は海

この日の悪天候で出航出来ませんでしたが、本来なら乗るはずだった観光船かのこの船体だけ見ました

トンボロのビュースポットへ。海底の砂れきが水面上に現れた細長い地形のことをトンボロというそうです。北海道の函館にも似た光景ですが、右側の波止のあるところが里港あたりです

昼食は里町にある「こしきの漁師家 海聖丸」へ

新鮮な海の幸が味わえる海鮮丼ランチ

ご飯が完全に隠れるほど海の幸がどっさりのった「名物 あふれる海鮮丼」

あさりの茶碗蒸し

あら汁

お店から1分ほど歩いたところが緑地公園になっていて目の前は海!

遠浅の海が広がっています

南の島のような透明度の海が広がっていましたが、風の強い日は砂が吹き上げられて付近の住民は苦労するという話も聞きました

それで防風・防砂のための木が海岸後方に植えられています

猫?と思いましたが狸ですね?なぜかここにいました。置物です(笑)

このあたりの集落はブロック塀で囲われていました

瓦屋根には恵比須さまが

このあとは中甑島から下甑島観光です

雨の甑島レポートつづく・・・
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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「甑島(こしきしま)」ってご存じですか?薩摩半島から西へ約30キロの東シナ海に浮かぶ鹿児島県薩摩川内市に所属する島です。上甑島・中甑島・下甑島と3つの島が連なっている島で、空路はなく船舶利用で渡ります。離島ならではの独特な景観や雄大な自然が満喫できる絶景の島とのことで出かけてきました。鹿児島県の種子島や屋久島、奄美大島などの離島へはいずれも鹿児島港から乗船しますが、甑島へは東シナ海に面した串木野新港からの乗船になるので鹿児島空港やJR鹿児島中央駅からはバスや鉄道利用で串木野新港まで移動することになります

6月13日は陽射しもあり夏っぽい雲も出現

離島旅で船を利用するときには「御船印」なるものを旅の記念に集めています

が、フェリーの御船印は売り切れで買えずでした

というのも今年の3月に「結 Line こしき(1,110トン)」が就航。まだ御船印対応が出来ていないようです

切手やクリアファイルは販売されていました

船内は2等船室(椅子席)や座席(寝転がれるタイプ)やバリアフリー席、キッズスペースのほか有料指定席があります

授乳室

ペットルーム

後部のベンチ席

展望デッキ

サイドにも腰掛けられる簡易ベンチがあります。新しい船らしく塗料の香りがしっかり漂っていました。この船はバリアフリー適合船で船内にエレベーターが完備されています

港で神戸船籍の船発見!

神戸の O.M.物流のケミカルタンカー「海眞丸」が停泊していました

串木野から上甑島の里港までの所要時間は1時間15分、下甑島の長浜港までは2時間35分

乗船口と係留ロープが外され出港

午前11時15分離岸

串木野新港旅客ターミナル

東シナ海に出ました

沖ノ島(猿の島)

海の青さが違います

FURUNO製のレーダー

風はありましたがさほど揺れもなく心地よい船旅

船の脇を通り海に顔を突っ込んだと思ったら魚をキャッチ。口にくわえて飛んでいきました!

右手に小さな島々(近島・野島・双子島など)が見えました

そして左手には上甑島が見えてきました

里港内へ

速度を落としゆっくり走行

上甑島の里港に到着

ここで下船

島のターミナルらしいこじんまりとした里港ターミナル

フェリーはこのあと下甑島の長浜港に向け出港

里村集落排水マンホール蓋。水平線の向こうに浮かぶ雲と里(さと)特産の魚と鹿の子百合(カノコユリ)がデザインされています。「トンボロ」とは沿岸流と波の作用で水面上に現れた細長い地形のこと。「陸繁砂州(りくけいさす)」と呼ばれ里村の集落は島と島を繋ぐこの陸地の上にあります。北海道の函館や和歌山の串本とともに日本三大トンボロといわれています

今回宿泊したのは里港の目の前にある「ホテルエリアワン・コシキアイランド」

島リゾート宿です

部屋ベランダからの眺め

とりあえず喉を潤します

館内には島内唯一の天然温泉があります

カラオケルームもありました

フロントに掲示されたボード。日の出時刻は神戸より30分ほど遅いのです。それより明日は雨予報・・・

ホテルの前にはこんな車がありました

四輪バギー

錆びていて走るのかどうか

もう一台

ナンバープレートは付いていないので動くとしても公道用ではないですね

レンタカーは軽の電気自動車が用意されています

宿泊者限定のチョイのりレンタカーサービスとのこと
そして館内レストランで夕食

お膳の真ん中にはお造り

島ならではの美味しい造り盛りでした

この日の夕食メニューは・・・

鹿児島といえば黒豚

黒豚しゃぶしゃぶ

天ぷら

桜エビとタケノコのしんじょう

ご飯はとりめし

飲み物はというとここは鹿児島。やはり焼酎ですね!

レストランからも見えるのが塩田酒造の蔵。江戸時代の天保年間にはじまり、140~160年余りの歴史ある酒蔵とのこと

「六代目百合」なる焼酎を注文。この島にさく可憐な「鹿の子百合」という花にちなんだものだそう

それならばとロックで蔵に向かって乾杯!飲みやすく美味い酒でした!

下甑島にもいくつかの蔵があるようです

明日の島内観光に備えて早めに就寝。甑島旅レポートつづく・・・ -
鉄路で巡る四国周遊「おせんろ旅」レポートもいよいよ最終回

JR四国8600系車両

特急しおかぜ24号に乗車

連結部分

パンタグラフがあり気動車ではなく電車です

特急「しおかぜ」と「いしづち」に使われる車両

車窓から旧松山駅の解体現場が見えました

小腹が空いたので坊ちゃん団子

ひと口サイズで美味しい団子です

ここからは車窓から写した写真を!
伊予西条駅といえば

フリーゲージトレインが展示されている駅です。駅前に「鉄道歴史パーク in SAIJO」や「十河信二記念館」「四国鉄道文化館」などがある場所です。
詳しくは過去のこちらのブログをご覧ください

新居浜では

8000系車両

中間車両もカラフル

伊予三島では電気機関車FE210

多度津では

観光列車の「四国まんなか千年ものがたり」を見かけました

多度津・善通寺・琴平~大歩危を走るおとな遊山を楽しむ列車です

宇多津を出て瀬戸大橋を渡ると川崎重工業坂出工場が見えました

瀬戸内の島々

児島では岡山行の普通電車(227系Urara)が停車中

宇野みなと線に入り終着の岡山駅に近づいてきました

乗ってきた8600系の車内

ここからは山陽新幹線に乗り換え

「ひかり」に乗車

車両はN700a

夕食は地元高校生がチョイスした岡山名物を詰め込んだその名も「岡山名物大集合」弁当

手前にあったきび団子を移動して撮影。お酒のアテになる食べ応えある弁当でした

車窓から見えた日没シーン

そして夕日を受ける姫路城

そして午後7時半過ぎに新神戸到着

全9回にわたっての『鉄路で巡る四国周遊「おせんろ旅」レポート』にお付き合いありがとうございました!
来週からは「離島旅レポート~甑島編」をお送りします! -
この度の「おせんろ旅」は列車に乗ることが目的で観光らしい観光をしていませんでしたが、松山で昼食後に時間がありお城に向かうことに・・・

東雲口から

ロープウェイを利用

並行してリフトも設置されていて同一料金で利用可能

ロープウェイの所要時間は3分

リフトで6分ほど。登場道を歩いて上ると約20~30分かかります

長者が平(ちょうじゃがなる)に到着

ロープウエイの降車場所から天守入口までは歩いて約10分。
ここで松山観光ボランティアガイドの増山さんに城内を案内してもらうことに

標高132mの勝山山頂にそびえる松山城本丸。天守を望む場所に「よしあきくん」がいました。「よしあきくん」とは城を建て最初の城主となった加藤嘉明をモチーフにしたキャラクター

城の魅力は天守の外観ですが石垣も奥深いものです。城を敵から守るためのものですがアートにも思えます

綺麗な線を描いた石垣。よく見ると石垣を積み上げている石の面が長いものと短いものが交互に積まれているのがわかります。その時代によって技術の向上から積み方の違いもわかります

柱の補修跡

筒井門には再建工事概要が書かれていました。大阪万博の開かれた昭和45年(1970年)に着工され1年ちょっとの工期で完成したようです。その費用は当時の3000万円!大阪万博の出展費用がトータル61億円と考えると、門の再建の額としてはかなりの額かと

材料は栂の木の一枚もの!高価なものだったのでしょう

乾門

松山市内を望む本丸広場からの眺め

瀬戸内方面の島を望む

松山城の御城印

城内の桜の木にさくらんぼの実が成っていました!

桜の木といえば陽光(ようこう)という、アマギヨシノとカンヒザクラの交配種の木がありました

この木の生みの親は伯方の塩初代社長の高岡正明氏で、戦時中愛媛県で青年学校の教員をしていて「必ずサクラの下に帰ってこい」と送り出したものの多くの生徒が戦地に散ったそうです。そこで戦後その教え子たちの鎮魂と世界平和を願い各地に桜を送ることを決意。しかしどの土地でも適応する桜の木が無いことから200種類もの品種の中から交配を試し続け、25年かけてようやく生まれたのがこの「陽光」だそうです。

松山は正岡子規の生まれ故郷。こんな俳句ポストがありました

岩の形をした俳句ポストでした!

優秀作品は掲示されるようです

去年7月に発生した土砂崩れ現場。復旧工事が行われていました

弘法大師象

時間の関係で天守には上がりませんでしたが、ガイドをしていただいた増山正則さん。会社勤めの現役時代は転勤族だったそうで、神戸にも住まれていたとのこと。ご縁を感じました

お城のガイドは案内無料。是非ご利用を!いろいろな気づきを教えていただきました

松山城からJR松山駅に戻り岡山行の特急に乗車

瀬戸大橋を渡り岡山経由で神戸に戻ります -
高架化され新しくなったJR松山駅

中央改札

改札機はQRコードにも対応

天井には木材が使われています

去年9月に供用開始されました

西口はというとロータリーが出来るのか整地されたグラウンド状態。駅前のマンション建設予定地もありました

旧駅舎があった東口方面へは迂回通路を利用

旧駅舎・ホームのあったところを通ります

解体現場

まだ旧ホームは残っていました

旧駅は2代目だったのですね

二代目松山駅の思い出写真が掲示されていました

通路を出るとこれまでの駅前風景が広がっています

駅舎はそのまま

三角屋根の「松山驛」はどうなるのでしょう

計画では伊予鉄道の乗り場や賑わいを創り出すための交流広場が整備されるようで、来年秋には駅前の景観ががらりと変わるようです

伊予鉄道の路面電車乗り場は現在駅から少し離れています。乗り継ぎは便利になるのですね

次回訪れた時には伊予鉄道移動もしてみたいものです

駅周辺で見かけたマンホール蓋

こんなメッセージ入りの蓋も

昼食は地元のドライバーがすすめるレストラン北斗へ

松山の郷土料理が色々食べられるお店ですが、まずは喉を潤します

いろいろなメニューの中から「鯛めし定食」を注文

メインは鯛の刺身

鯛めしの食べ方は、たれの中の卵を溶き鯛の身と薬味を入れて和えます

それをご飯にタレごとのせていただきます。これが美味!「鯛めし」といっても色々な食べ方がありますが美味しかったですよ!

それとじゃこ天。これも美味しかったです

食事を終えて列車出発まで時間があるので松山城へ向かいました
「四国周遊おせんろ旅レポート」つづく・・・



