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三上公也の朝は恋人

番組内容

懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。

  • 2023年8月20日(日) 07時08分 出来事

    東北旅レポート⑩~五所川原市特産の果肉まで赤い「赤~いりんご」

    津軽金山焼の窯元のあとは青森県五所川原市特産の「赤~いりんご」の普及活動を行っている株式会社アグリコミュニケーションズ津軽を訪ねました。六次産業化事業を中心とした町おこし会社として設立された会社で、機能性植物の栽培から加工、商品開発、販売などを行っています。

    この「赤~いりんご」ですが、扱っているりんご果肉が赤いのです。それが「御所川原(ごしょがわら)」という五所川原特産の品種で、戦前から品種を育成、改良を続け1996年(平成8年)に誕生した五所川原市外に苗木を持ち出せない特産品です。外観は淡紅色ですが果肉が赤いのです。成熟期は9月下旬ですが、この時期のものは渋みがあり、酸味が強く固くて生食ではなく加工用に回されます。

    その後生食にも向いた品種を「御所川原」と「王林」を交配させ、2016年に誕生した品種が「栄紅(えいこう)」。果皮は濃赤色で10月下旬から11月上旬に収穫される晩生種。成熟度の選別が難しく生食用に出回るのは極わずかという超稀少品種だそう。

    そしてもう一つが2018年に品種登録された「レッドキュー」。

    「御所川原」と「金星」を交配させて誕生した品種で9月上旬から中旬にかけて収穫される早生種。収穫直後特有の渋みも少なくもぎたてを美味しく食べられる品種です。

    どれも果肉まで赤いりんごですが、鮮度保持処理されたりんごが時間の経過と共に紫色に変わる現象が起きるそう。アグリコミュニケーションズ津軽代表取締役の宮田健さんの話によれば、「りんごの果肉が赤いのは酸のおかげ。その酸が抜けると紫色になるのです。りんごの中で化学変化が起きているのです」とのこと。この赤や紫の色こそポリフェノールの一種「アントシアニン」なのです。

    事務所横の農園ではりんごが栽培されています。

    青森もこの日は30℃を超える蒸し暑さ!

    その中で摘果という未成熟の果実を摘み取る剪定作業が行われていました(摘果された実も加工用に使われます)

    宮田さんの帽子に付いているのは「オニヤンマ君」という蜂よけグッズ。蜂の天敵グッズ左右2匹付けていました。農園での作業は「実」も「身」も守らねばということです。

    「赤~いりんご」を使った加工品はジュースやりんごチップス、紅茶のほか自社製造のりんご果実エキスなどを使った化粧水やサプリメントなど沢山あります。

    「AKARIN5(あかりんご)」という商品名のシリーズ製品

    りんごの果肉でつくったバラ

    りんごでつくったストロー!

    ストローは使い終わったらそのまま食べられます!

    「アグリコミュニケーションズ津軽」は農業を中心とした地域連携を大切にしながら地域資源をフル活用して頑張る企業でした。
    詳しくは株式会社 アグリコミュニケーションズ津軽の公式サイトをご覧ください。

    東北旅レポートつづく・・・

  • 2023年8月19日(土) 04時52分 動物

    東北旅レポート⑨~青森県五所川原市内巡りで津軽金山焼の窯元を訪ねました

    東北・青森旅の3日目は朝から五所川原市内を巡りました。まずは津軽金山焼(つがるかなやまやき)の窯元へ。

    金山焼の展示販売、陶器作り体験のほかレストランもあり薪窯で焼くくピザや金山焼の器で食べるこだわりのソフトクリームが食べられます。

    入口には「金山焼の動物園」という陶器で作った干支や動物がありました。

    津軽金山焼は1000年前にこの地にあった須恵器の影響を受け、再び焼き物の産地をつくろうと1985年に窯元の松宮亮二さんが始めたものです。金山大溜池の土を原料に、釉薬を一切使わず1350度の高温でじっくりと焼き上げて硬める「焼き締め」の手法で1つ1つ個性の違う焼き物を製作しているそうです。

    土は近くの大溜池から採取し精製して寝かせます。

    窯場にはいくつかの窯がありました。

    穴窯

    たいていの窯元は火入れを年2回程度行っていますが、ここでは月に3回は火入れを行い年50回くらい行っているそうです。

    「炎が見える窯」というのがありました。

    この日は別の登り窯で薪を焼べる作業が行われていました。

    窯に近づくだけでも相当熱い中、窯の口から炎を撮影

    庭には「きづな広場」があり、仁王像や観音像が立っていました。

    東日本大震災で被害に遭った福島との交流の証のようです。

    阿形像(あぎょうぞう)

    吽形像(うんぎょうぞう)

    そして観音像

    こんな立て札がありました。

    すべて金山焼です。

    「インカの庭」もありました。

    ペルーとの陶芸交流によって製作されたようです。

    店内では皿やカップ、花器など様々なものが展示販売されていました。

    こんな「癒やしの指置き」も!

    何か記念にと青森県の箸置きを購入

    現在津軽金山焼本店では今月20日まで楽しい夏祭りが開催されています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
    このあとは六次産業化事業を中心としたまちおこし会社を訪ねます。
    東北旅レポートつづく・・・

  • 2023年8月17日(木) 05時47分 バス

    東北旅レポート⑧~八甲田ロープウェイ山頂公園駅から毛無パラダイスラインを歩く

    八甲田ロープウェイ山頂駅を出発。

    山頂の気温21度で歩くには程よい気温でした。

    2時間半のトレッキングスタート!

    高山植物の「ハイマツ」。5本の葉が一束になった五葉松の仲間。横に這うように伸びるので「ハイマツ」の名があるそう。

    キンコウカ

    右折して毛無岱(けなしたい)方面に向かいます。

    10余の山々で構成される八甲田連峰ですが、いたるところに湿地帯が広がっています。
    標高1,000mの毛無岱湿原

    ベンチも整備されていました。が誰も歩いていませんでした。

    白いアジサイが咲いていました。

    眼下に広がる湿地帯

    こんな木の階段を下りました(下りで良かった)

    アキアカネでしょうか。トンボにも出会いました。

    湿原の動植物を色々調べたら楽しいのでしょうけれど先を急ぎます。

    頂上付近に雲がかかっていましたが振り返ると右から北八甲田連峰の主峰八甲田大岳(1,584m)、井戸岳(1,550m)、赤倉岳(1,548m)、田茂萢岳(たもやつだけ 1,326m)が並んで見えました。

    ゴールの酸ヶ湯(すかゆ)まであと500m。こうした道案内は嬉しい。

    酸ヶ湯温泉が見えてきました。

    ここからは下りで一気に駆け下りました。

    ここでやっと人に出会えました。トレッキング中は誰とも会わずすれ違わずでしたから。

    本来なら風呂に浸かるべきところですが、喉の渇きと空腹に勝てず温泉横の蕎麦処「鬼面庵」へ。

    生ビールと鶏天そばを注文。喉とお腹を満たしました。

    この店の水も美味しかったです。

    16時半過ぎに青森駅行きのバスが到着。

    十和田湖方面からの乗客で満席でしたがなんとか座れました。

    午後6時過ぎに青森駅に到着。

    青森駅前のねぶた会場に移動。宣伝カーが走っていました。

    程なくして青森ねぶた祭りが始まりました!
    青森ねぶた祭りの様子はこちら

    見学後は五所川原への終電を気にしつつ地元の炭火焼きホルモン店へ。

    青森産の牛や豚を使ったホルモン盛り合わせとビール

    そしてホッピーでシメました。ハードな青森2日目の夜はラッシュ状態の電車に乗り五所川原のホテルに無事戻ったのでした。
    東北旅レポートつづく・・・

  • 2023年8月16日(水) 06時25分 バス

    東北旅レポート⑦~青森駅から八甲田ロープウェイ駅へ移動

    八甲田丸見学の後は青森駅前に戻り、11:00発のJRバスで八甲田山方面へ向かいます。

    十和田湖行きの「みずうみ号」

    交通系ICカードが使えるのでチャージしておけば安心

    予約無しで乗れますがほぼ満席

    市内を抜けてくねくねとした山道を進みます。

    八甲田・十和田ゴールドラインを走るバス。

    乗車から1時間ほどして萱野茶屋に到着。ここで数分のトイレ休憩。

    ここからの八甲田連峰の景色は見事でした。

    再びバスに乗車

    12時過ぎに八甲田ロープウェイ山麓駅に到着

    往復にするか片道にするか乗車券購入に悩みましたが時間もあることだしと片道切符を購入

    大型のロープウェイゴンドラ

    これに乗って山頂を目指します。

    ゴンドラからは360度の展望が楽しめます。

    ロープウェイの線路長は2,459m。約10分間の空中散歩。

    もう1台のゴンドラとすれ違いました。

    最大101人乗れるゴンドラ!

    標高1,324mの八甲田山 田茂萢岳(たもやちだけ)山頂駅に到着

    標高下界に比べて10度以上の気温差があり涼しい風が吹いていました。

    眼下に広がる景色

    樹海が広がっていました。

    案内図を見て「さてここからどうするか・・・」

    折角の八甲田山。案合図左下にあるBの「毛無パラダイスライン」を行くことに。
    東北旅レポートつづく・・・

  • 2023年8月14日(月) 07時05分 出来事

    東北旅レポート⑥~青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」へ

    「ねぶたの家 ワ・ラッセ」のあとは「青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸」へ。

    「ねぶたの家 ワ・ラッセ」からは海辺を歩いて移動

    この案内図を見て2月に青森を訪れた際に空から写真を撮ったことを思い出しました。あの時は雪で街は真っ白でした。

    「青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸」は青函連絡船が廃止されたあと青森港第2岸壁に繋船されるの形で博物館となっています。

    往時のままの白と黄色の船体

    船体は波を受けて時折ギーギー音が鳴っていました。

    昭和30年代の青森駅前の様子や連絡船待合室などの様子をジオラマで再現した「青函ワールド」を見学の後ブリッジ(操舵室)へ。

    ブリッジからの眺め

    屋上デッキへ

    煙突展望台がありました。

    北海道方面を望む光景

    「津軽海峡フェリー」が出港していきました。

    懐かしい「JNR」の赤い文字

    屋上から1階に降りてここからは鉄分補給。展示車両を見学(写真は車掌車ヨ6000)

    青函連絡船の大きな特徴は貨車や客車など鉄道車両をそのまま船内に格納して運べるようになっていることです。

    船の傾きで脱線や転覆を防ぐ様々な装置がありました。そのひとつが自動連結器付きの車止め(油圧緩衝器付き)

    郵便・荷物合造車スユニ50

    特急「はつかり」などに使われたキハ82

    計量小型ディーゼル機関車DD16

    ここにしかない貨車「ヒ600」。連絡船に車両を運び込む際、可動橋に掛る重量を少なくするために機関車と出し入れする車両との間に連結された出し入れ専用の貨車。「ヒ」は控え車のヒのことだそう。

    最後に船のエンジンルームへ

    船を下りて津軽海峡冬景色の歌碑へ。

    この日も35度近い気温。極寒のイメージのある青森ですが夏は関西並みに暑いのです。

    青森海上保安部の巡視船「おいらせ(PM23)」。八甲田丸と縦に並んで停泊していました。

    道の階段途中にこんなものが落ちていました。「手羽先だっテバさぁ~」(笑)

    東北旅レポートつづく・・・