今月27日に兵庫県加古川市のJR加古川駅と兵庫県丹波市の谷川(たにかわ)駅を結ぶ加古川線が全線開業100周年を迎え記念イベントが開かれました。記念イベントには沿線エリアの林時彦丹波市長、片山象三西脇市長、JR西日本の國弘正治兵庫支社長らが出席。鉄道好きタレントでおなじみの斉藤雪乃さんも駆けつけて1日駅長に就任し式典を盛り上げていました。
この日は朝冷え込みましたが記念イベント開催にふさわしい青空の広がる日でした。
谷川駅は明治32年(1899年)に阪鶴鉄道(現在の福知山線)の途中駅として開業。歴史ある駅です。そして大正13年(1924年)12月27日に当時の播丹鉄道(現在の加古川線)が野村駅(現在の西脇市駅)と谷川駅間が延伸開業しました。ここから数えて100年になります。また2004年12月19日に路線は電化され「電化20周年」の年でもあります。
駅舎内にある待合室にこれまでの歩みが掲示されています。特設サイトにアクセスすると年表などをみることが出来ますよ!
特設サイトはこちらをクリック
カニのイラストがラッピングされた「特急こうのとり号」が到着
10時40分着の2両編成の加古川線ラッピング車両(125系)が到着。記念セレモニーに参加する人たちが乗車していました!
午前11時からの開式にあたり主催者を代表してJR西日本の國弘正治兵庫支社長が「地域の発展に貢献してきた加古川線は100周年を迎えたが現在は人口減少や車社会の影響により利用者減少が続いている。今日のイベントを楽しい思い出とし今後も加古川線をどんどん利用して愛し続けて欲しい」と挨拶
続いて沿線自治体から林時彦市長が挨拶し
片山象三西脇市長は挨拶の際には、1日駅長を務める斉藤雪乃さんを呼んで西脇市の特産品の播州織スカーフをプレゼント!というのも斉藤雪乃さんは今月29日が誕生日。バースデープレゼントのサプライズでした!
地元を代表して久下自治振興会の清水邦泰会長が挨拶。SLや気動車の模型を手に幼少の頃からの加古川線の思い出を語っていました。
そして斉藤雪乃さんに國弘支社長から1日駅長の委嘱状が手渡されました
襷もかけて記念のポーズ
駅長の制服・制帽姿がよく似合う斉藤雪乃さん。「路線図をみて『日本へそ公園駅』という名前に衝撃を受けて加古川線に乗りに来て以来何度も乗っている大好きな路線。その100周年に1日駅長が出来るなんてもう感無量です」と話していました。
この日はおよそ300人の鉄道ファンや沿線住民らが来場し100年の節目を祝いました。イベントでは記念グッズや記念撮影会がもらえるじゃんけん大会や
餅まき(お菓子も)行われました!
私も紅白の餅をゲット!
12時10分発の電車の前で出発式。JR西日本の久野実加古川線区長ら3人で出発進行のポーズ!
兵庫県のマスコット「はばタン」(中央)、丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」(左)、西脇TMOオリジナルゆるキャラ「にっしー」も見送りに!
カラフルなティラノサウルスも
旗を振って見送り
いよいよ出発進行!
2両編成の車両は鉄道ファンや地元沿線住民、関係者らでラッシュ状態。その中で斉藤雪乃さんが200枚ほどの記念乗車証を一人一人に配布
私もいただきました(^^)/
そして西脇市駅で下車
保線担当職員の人たちと横断幕を持ってお見送り
電車は加古川へと向かいました
最後に西脇市駅前で兵庫県の糟谷丹波県民局長や成田北播磨県民局長らも加わって記念撮影
阪神・淡路大震災では被災したJR神戸線が不通となり、大阪方面へはこの加古川線を利用して福知山線経由で迂回利用されました。あの震災から30年。あの時利用した人は当時を思い出し、また乗ったことが無いという人はこんな100年経つローカル線があるんだということで48.5㎞の列車旅をしてみてはいかがでしょうか。