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三上公也の朝は恋人

番組内容

懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。

  • 2024年5月5日(日) 06時38分 バス

    離島巡りの旅~対馬・壱岐ツアーレポート⑤ 韓国展望所・対馬野生生物保護センターへ

    対馬2日目の朝。ホテルからの日の出。午前6時20分過ぎでした。

    朝食はバイキング形式。簡易ながらも炊き込みご飯が美味しかったです。

    午前8時にホテルを出発。島北部の上対馬町の高台にある韓国展望所へ。

    韓国・釜山まで49.5㎞という地理的にも歴史的にも深い関係がある韓国の古代建築様式を取り入れた建物

    今年の3月にリニューアルされ周回するスロープで上がれるようになり、建物内では大型モニターによる対馬の紹介がされていました。

    床下部分の造り

    この展望所からは気象条件が整えば釜山の街並みが見え、特に夜景が綺麗で打ち上げ花火が見えることもあるそうです。

    日本最北西端にある航空自衛隊海栗島(うにしま)分屯基地。国境の要衝です。

    鰐浦(わにうら)の入江

    鰐浦の集落が見えます。

    ここは対馬の木であるヒトツバタゴの最大の群生地で、咲き誇る頃にはあたり一面真っ白になるそう。

    ここには殉職者の碑がありました。

    元禄16年(1703年)に釜山から対馬に向かっていた108人を乗せた訳官吏船が嵐に襲われ全員が海にのまれる事故があったそう。国際交流を背景にした国家使節団の事故ということから官民の枠を越えた碑が設置されたようです。

    トイレも韓国様式を模していました。

    ここから対馬野生生物保護センターに向かいますが、途中農道を通る際に携帯電話の電源を切るか機内モードにするよう案内がありました。韓国との距離が近く、通信した場合に国際電話とみなされてしまうことがあるからだそう。それだけアンテナが近いということなのですね。

    その農道を通った際に車窓から「異国の見える丘展望台」が見えました。ここも海峡を挟んで異国が見えるスポット。

    約50分ほどの移動で「対馬野生生物保護センター」に到着

    環境省の施設で、ツシマヤマネコに関する展示をはじめ、野生生物の保護・増殖を目的とした研究を行っています。

    先月9歳の誕生日を迎えた「かなた」に会えました!

    やや丸いふっくらした顔立ち

    対馬にだけいる野生の猫。絶滅の危機に瀕する種で、推定生息数は約100頭だそう。

    この施設の入館料は無料ですが、保護支援のカンパをすることでクリアファイルがもらえます。

    館内にはツシマヤマネコの鳴き声を聴くことが出来ます。ネコとは思えない鳴き声をするのにビックリしました。

    記念スタンプ

    トイレの表示もツシマヤマネコ

    くつろげるスペースもありました。写真掲載は控えますがヘビも展示されていました。

    国の天然記念物であるツシマヤマネコを保護する際に問題になるのが交通事故。朝夕など活動時間帯は車の運転に注意がいるようです。

    ここから昼食会場となる南部の「対馬グランドホテル」へ向け出発。途中山間の畑で農作業が行われていました。島の90%が山という中で貴重な光景です。

    1時間半ほど走って対馬グランドホテルに到着

    昼食のメインは「対馬あなご天丼」で刺身や和え物などがセットになったランチでした。

    あなごや野菜の天ぷらがのっていました。

    食事を終えた頃、午後から雨の天気予報通り降り出しました。

    午後も対馬観光は続き、その後壱岐へ渡ります。
    対馬・壱岐旅レポートつづく・・・

  • 2024年5月2日(木) 03時15分 温泉

    離島巡りの旅~対馬・壱岐ツアーレポート④ 対馬北部の比田勝へ

    この日の宿泊先である対馬北部にある東横イン対馬比田勝(つしまひたかつ)へ。各地で見かける東横インとは違うリゾートホテル風の外観。訪日客用にと2019年9月に開業したホテルです。

    部屋からの眺め。東を向いた目の前は海!

    ホテルのすぐ隣には「渚の湯」という温浴施設がありました(別途利用料が必要)

    目の前は海水浴場

    「日本の渚・百選」の認定を受けた砂浜が広がっていました。

    近くにはキャンプ施設もありました。

    忙しく飛び回る蜂

    ホテル内に自販機がありますが、思ったほど高くはなく良心的価格。

    ホテルでは夕食サービスはなく、チェックイン前に比田勝港ちかくのみなと寿司で早めの夕食

    玄界灘の荒波で育った鮮度抜群の魚介を豊富に使ったメニューを提供しているお店

    この日の夕食

    にぎり寿司

    酢の物

    お造り

    竜田揚げ

    陶板焼き

    茶碗蒸し

    いずれも美味しゅうございました。

    食後に立ち寄った薬局の入口にあった棚には・・・

    クマやイノシシなどはいませんが、ネズミやムカデはいるようです。
    対馬・壱岐旅レポートつづく・・・

  • 2024年5月1日(水) 03時13分

    離島巡りの旅~対馬・壱岐ツアーレポート③ 軍事歴史遺産の上見坂堡塁へ

    万松院の次は上見坂園地(かみざかえんち)へ移動

    緑の多い憩いの場所

    厳原と美津島の町境にある標高358mの景勝地で、浅茅湾(あそうわん)をはじめ天気が良ければ韓国の山々も見えるとのことですが・・・

    この日はまだ大陸からの黄砂が残り霞んでいました。

    ここは上見坂堡塁(かみざかほうるい)と呼ばれる場所で、遊歩道の奥には明治34年から35年(日露戦争前)にかけて築かれた砲座跡などがあります。堡塁とは防御型陣地のことで、古くから島の東西を結ぶ交通拠点であり軍事拠点であったことが伺えます。
    「砲兵詰所跡」と説明文にはありますが、実際は敵兵の上陸・白兵戦を想定した構造の退避所だったようです。

    兵舎跡

    前線基地というよりは敵の上陸に備えて島の中心部や、対馬要塞指令部などを守ることを目的に設営された拠点のようです。

    中の様子

    砲座跡

    砲座の下には壕があり道具の保管や砲手の仮眠所として使われたようです。

    真っ暗な壕の内部をフラッシュ撮影しましたが、時々こうもりがいるとガイドさんに聞かされました。実際には第二次大戦中敵艦が近寄ることなく一回も発砲することはなかったそうです。それだけ威力のある大砲が設置されていたということですね。島内にこうした砲座あとは31カ所あるそうです。周辺にはこのほかにも見どころはあるようですよ。

    公園内の青もみじ。秋は綺麗に赤く色づくのでしょうか。

    公園をあとに宿泊先である北部・比田勝方面に向かいます。島は東西約82㎞ですが、島の中心部を走る国道は山道でクネクネと曲がっていて、距離にすると100㎞ほどあるようです。それゆえ途中の「対馬万関憩いの広場」でトイレ休憩。

    万関橋(まんぜきばし)という大きな赤い橋が架かっています。対馬は北と南2つに分かれた島と思われていますが、実は元々1つの島でした。ただ船で東西の行き来の際にぐるっと大回りしなければなりません。


    そこで明治後期ロシアとの戦争機運が高まった際、日本海軍が船の往来のため開削したのです。その開削した万関瀬戸に架けられた橋がこの万関橋で現在の橋は3代目だそう。

    万関憩いの広場で咲いていたヒトツバタゴ

    モクセイ科の大陸系植物でこんな白い花を咲かせます。例年5月初旬に咲く花だそうですが今年はすでに咲き誇っていました。北部鰐浦地区には国内最大の自生地があり山が真っ白に見えるそうです。

    自販機は白ではなく「青」でした(笑)
    対馬市内のペットボトル飲料の値段は1本170円~180円。本土に比べ割高。やはり輸送コストがかかっているのですね。

    細い枝のゲンカイツツジも咲いていました。

    対馬の発電所は内燃力(ディーゼンエンジン)による発電が主体ですが、近年太陽光発電などにも取り組まれています。

    ガソリン価格は1リットルあたり194円の看板を見ました。高いときは200円を超えた時もあったそう。離島価格ですね。そして車もですが対馬は漁業で生計を立てている人が多く、船舶の燃料代の高騰に頭を抱えている人も少なくないのです。

    車といえばレンタカーでこんな「国際免許」と書かれたステッカーを貼った車を見かけました。これは「イチョウマーク」と呼ばれるもので、外国人が対馬島内で国際運転免許証を使用してレンタカーを運転する場合に、車の前後に表示することにより「外国人が運転する車」と周囲の運転者の配意を促し、交通事故防止につなげるものだそうです。 

    イチョウマークの車両を見たら、車間距離を空けたり狭い道路での離合時は停止するなど、優しい運転を心掛け交通事故を防ぎましょうと呼びかけられています。対馬島内の道はセンターラインの無い細い道が多いので右側通行に慣れた外国人への配慮も必要ということですね。

    このあとは比田勝港近くで夕食を取りホテルへ向かいます。
    対馬旅レポートつづく・・・

  • 2024年3月21日(木) 03時12分

    美味しく楽しい手作り和菓子~神戸・長田の橘屋守優の練り切り

    昨日の「こうべしんきん 三上公也の企業訪問」でお伝えした神戸市長田区庄山町にある老舗の和菓子司「橘屋」の和菓子。

    白あんとつなぎを合わせた練り切り生地で作られた生菓子で、季節を表現した彩り豊かで芸術的な和菓子ですが、こんな可愛らしいオリジナルものも!

    「微玉(びーだま)」という串団子状のこれまた可愛い和菓子。ひとつひとつ細かい手作業で作られているのです。

    お話を伺った株式会社橘屋守優(たちばなやもりまさ) 代表取締役社長の谷本雅浩さん。「花を贈るように想いを伝えたい」ということから「花伝」(かでん)という名でお店を運営。独創的な和菓子をぜひ味わって欲しいと話されていました。

    季節や行事などに合わせた彩り豊かな和菓子が次々と作られていて食べるのが惜しいくらい。商品など詳細は公式サイトをご覧ください。
    インスタにもいろいろと写真が掲載されていますよ。
    「花伝」の公式サイトはこちら
    公式Instagramはこちら

    和菓子司「橘屋」本社工場
    神戸市長田区庄山町2丁目2-1
    078-642-0330
    9:00~17:00(不定休)
    山陽電車・神戸市営地下鉄板宿駅から徒歩5分

    和菓子司「橘屋」東山店
    神戸市兵庫区東山町2-1-10
    078-511-1633
    9:00~17:00(不定休)
    東山商店街内

  • 2024年2月22日(木) 03時19分 動物

    きょう2月22日は「猫の日」ですが、猫といえば・・・

    神戸市須磨区の鉢伏山の中腹にあった宿泊・飲食施設「須磨観光ハウス 味と宿 花月」

    今月19日夜に火災が発生し建物が全焼しました。耐震基準を満たしていない恐れがあるとのことで営業を休止していたため宿泊客はいませんでしたが、ここに住む3人のうちのおひとりが亡くなられたとのこと。お悔み申し上げます。

     

     


    この建物は元々神戸市の迎賓館として1937年(昭和12年)に建てられた洋館で、戦後民間業者に貸し出され宿泊・飲食施設として運営されてきました。眼下に海が見下ろせ春は桜、秋は紅葉スポットとしても人気の高かった施設です。

    そして玄関口には可愛い猫がいました。

    数匹いました。

    いずれも人懐っこく寄ってきていました。

    来客者を癒してくれていました。

    この猫たちは避難出来たでしょうか。

    行き場を失っていないか気になります。

    無事でいてくれることを祈ります。