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三上公也の朝は恋人

番組内容

懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。

  • 2024年8月28日(水) 03時10分

    島根県隠岐島旅レポート①~伊丹から直行便で隠岐へ

    島根県の隠岐諸島を巡る旅をしてきました。島根県では「出雲(いずも)」と「石見(いわみ)」にゆかりのある私も「隠岐(おき)」を訪れるのは初めてでした。
    12時30分に伊丹空港を出発する日本航空の直行便を利用

    伊丹空港と隠岐世界ジオパーク空港間は毎日1往復飛んでいて使用機材はJ-AIR(ジェイエア)のエンブラエル170型機(76席)ですが、需要の多い夏季の8月だけはJALのボーイング737-800型機(165席)が飛んでいます。

    この日も定刻に出発

    離陸後鳥取上空を通過していきますが、飛行時間はわずか50分。離陸後しばらくしてシートベルトの着用サインが消えてもすぐに再びサインが点灯しました。

    高度を下げ着陸態勢に入る直前には「着陸と同時に急ブレーキがかかります」という機長からのアナウンスがありました。滑走路が2000mしかなく、通常の機材よりも大きな機材を使っていることから強めの「G」を感じる急ブレーキ操作でした。

    定刻に到着

    空港にピース・ウィンズの「ガルフストリーム695」が駐機していました。

    その隣にはエアバスヘリコプターズのEC135が停まっていました(JA135T)

    隠岐諸島は松江から北東へおよそ60kmほどいったところに位置する島根県の島々です。空港ターミナルでは島根県観光キャラクター「しまねっこ」のボードがお出迎え

    隠岐諸島は約600万年前の火山活動によって形成された大小180余りの島々(有人は4島で大半は無人島)からなり、ユネスコ世界ジオパークになっています。そのうち島後(どうご)と呼ばれる一番大きな丸い形の島(隠岐の島町)が島の中心で空港があります。島の人口は島後で約13,000人、島前(どうぜん)と呼ばれる中ノ島(海士町)、西ノ島(西ノ島町)、知夫里島(知夫村)の3島で約7000人が暮らしています。
    空港到着後隠岐諸島の自然や文化を知ることが出来る施設「隠岐自然館」に立ち寄ったあと島内の観光に出発。車で25分ほどのところの道路脇に立つ杉の巨木「かぶら杉」へ移動

    根元はひとつなのにその先で複数の幹に分かれている独特の樹形をしています

    樹齢約600年で多い時には12本も幹があったのですね

    島後最北端の「白島展望台(しらしまてんぼうだい)」へ向かいます

    竹島までは161㎞。残念ながら見える距離ではありません

    白島崎展望台に到着

    記念撮影

    浸食と地質が生み出した複雑な海岸が一望できる場所です

    展望台までの道途中にはアジサイが花を付けていました

    テッポウユリもあちこちで見かけました

    水若酢神社(みずわかすじんじゃ)へお詣り

    隠岐諸島には数多くの神社がありますが、島後で一番格の高い神様を祀る神社がここ。隠岐の一宮です。

    拝殿奥の本殿は茅葺屋根で、隠岐造と呼ばれる独特な神社建築様式のものだそう(国の重要文化財に指定されています)

    境内には奉納相撲の土俵がありました

    水若酢神社前のバス停。屋根・木戸の付いた待合がありました。

    そうこうしているうちに初日のメイン観光となる「ローソク島遊覧」に向かう頃となりました。海上からしか見られないローソクの形をした奇岩の先端に夕陽が重なる瞬間が見られるかどうかです。遊覧船が出発する福浦岸壁に向かいます。
    隠岐旅レポートつづく・・・

  • 2024年8月3日(土) 07時19分 バス

    奄美大島旅レポート~奄美パークそして田中一村記念美術館へ~数十年に一度しか咲かないといわれるあの花も咲いていました!

    奄美大島の旅もいよいよ終盤。空港へ向かう前に「奄美パーク」に立ち寄りました。

    ここは交流の場となる「奄美の郷」と日本画家である「田中一村記念美術館」の2つの施設を中核とする奄美群島の観光拠点施設です。

    まずはドーム型した屋根の「奄美の郷」の建物内へ

    奄美の美しい自然や多様な文化、歴史を学べる施設になっています。

    改めて奄美群島の位置関係を確認

    そして「奄美の郷」の奥に「田中一村記念美術館」があります。

    「田中一村(たなかいっそん)」は栃木県出身の日本画家で、奄美の自然に魅了され、亜熱帯植物や動物などを題材に描き続け独特の世界をつくり上げた人です。

    奄美に移り住み紬工場で染色工として働き、蓄えが出来たら絵を描く生活をしていたそう。

    一村が亡くなるまで作品が発表されることなく無名の画家でしたが、その後遺作展が開かれたりメディアで作品の一端が紹介されると大きな反響を呼び世の中に知られるようになったのです。常設展のチラシなどにも掲載されている「不喰芋と蘇鐵(くわずいもとそてつ)」という作品がおなじみでしょうか。館内撮影は禁止されていますので足を運んでご覧ください。展示室は奄美の伝統建築である「高倉」をイメージした造りになっていました。

    奄美パーク内には「一村の杜」がありその先に展望台がありました。

    高さ30mの展望台

    360度のパノラマ!

    喜界島も見えました

    正面が奄美空港

    眺めは最高!

    椅子もありこの眺望をしばらく独り占めしたいと思いましたが、この日は太陽が照り付ける猛暑日。ガラス張りの展望室でゆっくり出来ず退散しました。

    奄美空港に着陸する徳之島からの日本エアコミューター便(ATR42-600)

    東京(成田)に向けて離陸するピーチアビエーションのエアバス機

    パーク内には様々な亜熱帯植物が植えられていますが、駐車場の方向にスッと伸びた木が2本ありました。

    なんとスッと伸びたのは木ではなく花でした!

    そう、数十年に一度咲くといわれる「リュウゼツラン」の花でした!

    葉の形が龍の舌のようということでこの名があるそうですが、すべての木が花を咲かせているわけではありませんでした。

    めったに見られないものを見ることが出来ました

    奄美パークへは空港や名瀬市内から「しまバス」が走っています。

    見学を終えた後は空港に向かい帰路につきました。

  • 2024年7月31日(水) 03時11分 芸能文化

    奄美大島旅レポート~大島紬村へ

    奄美大島の伝統工芸品といえば「大島紬」もそのひとつ。紬の製造工程を学びに大島紬村へ行きました。

    入口にどこかで見た狸がいました

    まずは泥染め技術保存館へ

    染織工房

    シャリンバイ(車輪梅)の木を細かくチップ状にしたものを大きな釜で約12時間に出した染料で白い絹糸を染めていきます。

    白絹糸を20回から80回染めていくことで、シャリンバイに含まれるタンニンで茶褐色に染まっていきます

    泥田の中でシャリンバイ染めをした絹糸をもみ込んで染めていきます。

    この工程によって鉄分を含む粒子が絹糸をしなやかに、かつ艶のある大島紬特有の黒色に仕上がるのです。

    締機(しめばた)という技術で絣(かすり)模様を図案通りに絹糸を締めて絣莚(かすりむしろ)をつくります。

    泥染をしたかすりむしろに締め込んで染まらなかった部分に摺り込み染織を施します

    染織を終えたらかすりむしろを解いて手織りの機に糸をかけるまでの作業を行います。

    染め上げて加工を施した絹糸を高機(たかばた)で織り上げていきます。柄模様を構成する縦糸と横糸の数百万~一千万個にも及ぶ細かい点と点ひとつひとつ結び合わせて織り上げていくという、気の遠くなるような工程を繰り返しながら美しい模様を織り出していくのです。

    精巧で緻密な手作業工程を経て仕上がるのですね。

    展示販売サロンがある建物の屋根には紬柄の模様がありました。

    大島紬村は亜熱帯植物庭園にもなっています。

    ハイビスカス

    アリアケカズラ

    モミジバヒルガオ

    他にもいろいろな木々がありました。
    大島紬村の公式サイトはこちら
    このあとは奄美パークと田中一村記念美術館へ向かいます。
    奄美大島旅レポートつづく・・・

  • 2024年7月28日(日) 10時55分

    奄美大島旅レポート~島の中部・南部の海岸や滝めぐり

    奄美大島2日目は島の南部を中心に観光。名瀬港近くのホテルを出発し、まずは東シナ海に面した大浜海浜公園へ。

    目の前に広がる海岸。うっすらと横当島が見えました。

    ウミガメの産卵場所でもある大浜ビーチ

    沖を行く奄美アイランドラインのフェリー。東シナ海に沈む夕陽が見られる絶景スポットだそう。

    浜に漂着し積もったサンゴの欠片

    広々とした園内にはソテツやヤシなど南国特有の木々がありました。

    大きな「ガジュマル」

    奄美ではケンムンという妖精が住むといわれているそう

    「アダン」。パイナップルのような形の実は食べられないことはないそうですが、ほとんどが繊維質で食には向かないとのこと。

    花が鳥の頭のように見える「ゴクラクチョウカ」

    ハイビスカス(ブッソウゲ)

    海辺に咲く「ハマユウ」も咲いていました

    再び国道58号線に戻り太平洋側へ

    奄美大島のほぼ中央にあるマングローブ原生林。国内では西表島仲間川に次ぐ2番目に広いマングローブ林。

    カヌー体験なども出来るそうですよ

    マングローブ原生林にほど近い場所にある「奄美大島世界遺産センター」へ。一昨年の7月にオープンした施設。

    奄美大島の世界自然遺産の森とそこに棲む生き物を実際にフィールドを歩いているように体感・観察できる施設

    奄美・沖縄世界自然遺産登録から3年を迎えた26日には記念イベントが開かれたようです

    館内にこんなガチャがありました。物珍しさはありましたが流石に買わず

    昼食はすぐ隣にある島の交流拠点でもある「道の駅奄美大島住用(すみよう)」へ

    ランチは生マグロ丼と

    もずくのかき揚げ

    奄美大島を縦断する国道58号線ですが、起点はか鹿児島県鹿児島市内で、種子島、奄美大島を経由して沖縄県那覇市に至る一般国道です。フェリーで結ばれている海上航路も国道扱いになっていて、総延長は881.9㎞ある長さ日本一の国道です。その途中にあるのが道の駅で他の硬券タイプの道の駅きっぷと違いこんな記念指定券が売られていました。

    奄美大島住用の九州沖縄ブロック「道の駅」連絡船記念指定券がこれ。九州沖縄ブロックだけで152駅あるそうです。

    島内には鉄道はなく路線バスが走っていますが、バス停標識が本土に比べて低いのです。台風襲来が多いための対応でしょうか。

    住用町からさらに南下しホノホシ海岸へ。山に囲まれた公園のような広場を海に向かって歩きます。

    太平洋に面した海岸

    「ホノホシ」とは昔漁師が大島海峡と外海のこの地を船を担いで移動したことから「船越し」といわれ、それがなまったといわれているそうです。

    誰が並べたのか「♡AMAMI」の文字

    この海岸の特徴は砂浜ではなく石がゴロゴロと転がっていることです

    太平洋の荒波に削られて出来た丸石が敷き詰められています。つい持って帰りたくなりますが玉石の無断持ち出しは出来ません。

    すぐそばにエメラルドグリーンの池がありたくさんの電柱が建っていました。どうやら海老の養殖場跡のようです。

    このあとは大島海峡が見渡せる油井岳展望台へ

    大島本島と加計呂麻島の間に横たわる大島海峡

    美しいリアス式海岸。請島(うけじま)とその奥に徳之島も見えました

    目の前に広がる太平洋

    周囲の木々からアカショウビンの鳴き声が聞こえました。このあたりは希少な生き物や植物が分布していますが無断で採取したりしてはいけません。

    ハブにも注意です

    夜は特にアマミノクロウサギにも注意が必要で、車での事故が無いよう注意を呼び掛けています。

    そしてこの日最後に訪れたのは「アランガチの滝」

    宇検村(うけんむら)にある落差30mの滝

    二筋に分かれて流れる滝で涼しげですが実は暑かった(>_<)

    滝へに道の途中でこんな花を見かけました。「フウリンブッソウゲ」だそう。

    南の島ならではの花も見られました。
    奄美大島旅レポートつづく・・・

  • 2024年7月27日(土) 07時51分 カメラ

    奄美大島旅レポート~奄美にいる動物たちに会いにナイトツアーに参加

    奄美大島旅初日の夜は晩御飯を済ませてナイトツアーに参加。奄美固有の動物やたちに会えるというもので窓や屋根のないジープに乗って山に入っていきます。

    街灯の無い真っ暗な道を進んで行くドキドキワクワク感が堪りません。

    早速出会えたのが「アマミノクロウサギ」。丸々として可愛らしい奄美大島と徳之島だけに生息するウサギ。

    道端に出て用を足したりするので交通事故に遭うケースも多いそう。

    目を向けるのは地面ばかりではありません。電線にいたのが「ルリカケス」

    何羽か見かけましたがその名の通り羽が瑠璃色していて綺麗な鳥

    「リュウキュウコノハズク」

    フクロウの仲間で夜行性ゆえ目がパッチリ!

    「ケナガネズミ」も一瞬捉えました!細い電線の上をバランスよく駆け抜けていきました。

    写真ではよくわかりませんが、翌日訪れた奄美大島世界遺産センターに剥製がありました。長い尻尾が特徴のネズミです。

    この日は満月前日で月明かりが森を照らしていました。動物たちの撮影の際はフラッシュ撮影禁止で、ガイドが照らす懐中電灯の明かりの方向に向けてシャッターを切るというルールがあります。

    これはホタルの光跡

    このほかアマミヤマシギが飛び立つのを見かけたりアマミトゲネズミも一瞬見かけましたが写真は撮れず。ハブにも出会いませんでした。

    そして植物では「サガリバナ」を見ることが出来ました。陽が落ちる頃に花を開き、夜明けには散ってしまう一夜限りの「幻の花」とも呼ばれています。

    こんなワイルドな道も通りましたが奄美にはクマはいないとのこと。「リュウキュウイノシシ」はいるそうです。

    このほどお世話になったガイドの久保富二さん。「奄美ラビット&トミー」の代表で長年プロのエコツアーガイドをされている方。
    ハンドルを握りながら生き物を見つけてはライトを当てて詳細な説明をしてくれます。費用は3歳以上ひとり7,000円(税込)で、ツアー中(70分程度)は車から降りることはなく軽装で参加OK。久保さんはナイトツアーに限らず様々な現地ガイドをされています。
    詳しくは「奄美ラビット&トミー」の公式サイトをご覧ください。