山陽電車の車両の中で鉄道ファンに「幸せを呼ぶホワイトエンジェル」と呼ばれる車両があるんです。姫路方面の先頭車両である3000系の3619が3100形2両との組み合わせで走っているのですが、その3619が白く見えることからそう呼ばれているのです。
後ろの2両と比べて色合いが違うのがわかるかと思います(上の写真は2018年3月撮影)
実は神戸方面の先頭車両(3100)と中間車両(3101)はアルミ製で無塗装に赤いラインが入っています。一方3619は鋼製で素材が違い本来ならベージュに赤と黒のラインの入るカラーリングになるところ縁あって3100+3101と編成を組むことになりアルミ車に近い塗装を施したことから白っぽい色(明灰色)になりました。これが「ホワイトエンジェル」と呼ばれる所以です。
そのホワイトエンジェルが来月引退することになり、現在ラストランのヘッドマークをつけて走っています。
明石駅に入線する3100F
須磨浦公園駅に停車中の3619
昭和44年の川崎重工製(現川崎車両)
昭和44年11月製造ゆえ半世紀以上に渡って走ってきました。
車内にはホワイトエンジェル3619のポスターが貼られています。
サイドだけでなく吊り広告部分もすべてホワイトエンジェル
いくつものポスターが貼られています
主要諸元表も
このほか3619編成の歴史も紹介されていました。これまでに約594万5000kmを走行!
5月5日(火)がラストランデーになります。
ゴールデンウィーク中の引退とあってホームや沿線では多くの鉄道ファンが別れを惜しむかと思いますが、くれぐれもマナーを守り節度ある行動を取りましょう。
- ラジオ関西レコード資料室「棚番425」ソング集
- 山陽電車「ホワイトエンジェル」ラストラン中!
- カントリー「春の緑の風を感じる」ソング集 と 邦楽「温泉地・ご当地」ソング集