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三上公也の朝は恋人

  • 2025年8月18日(月) 03時03分 カメラ

    さいはての離島旅・利尻・礼文へ⑤~礼文島最北の岬へ

    礼文島香深港に到着後、最北の岬であるスコトン岬へ。礼文島は利尻島のようにぐるりと周回する道がなく、車が通行できる道は島の東側の南北の道道40号線だけです。その道の途中に日食観測記念モニュメントが建っています。1948年5月9日に礼文島でわずか1秒だけ金環日食が観測されたそうで、その際アメリカと日本の科学者が合同で調査したという記念碑とのこと

    礼文島は日本海に位置する最北の離島で北海道稚内市から西へ約60㎞に位置しています

    この日はあいにくの曇り空。うっすら本土が見えたような・・・

    「花の浮島」とも呼ばれる礼文島ですが、地名はアイヌ語の「レプン・シリ」、沖の島という意味からきているそう

    北部には背の高い樹木などはなく草原の光景が広がっていました

    スコトン漁港

    香深港フェリーターミナルから車で約40分でスコトン岬に到着。スコトンは漢字表記では「須古頓」と書きますが、アイヌ語で「シコトン・トマリ」、「大きな谷にある入江」という意味だそう

    岬の先にトド島という無人島が見えます

    岬の先端まで下りました。晴れた日にはサハリンまで見えるそうですがこの日は見えずでした

    最北限の岬で記念撮影。強い風が吹いていました

    岩礁には沢山の海鳥がいました

    礼文島の最北ですが、緯度では稚内の方がわずかに最北地となるようです

    そんな最北の島の先端近くに民宿もあるのです。期間限定営業の調理場付き素泊まり宿とか・・・

    岬の先端までは歩道が整備されています

    その途中でみかけた「キタノコギリソウ」

    「ツリガネニンジン」

    「エゾカワラナデシコ」

    キアゲハもいました

    この日はそれほどでもありませんでしたが常に強い風が吹いている場所なのです

    礼文島は太古の昔に大陸から切り離された島とのことで奇跡的な自然が残されている貴重な島なのです。国立公園であると同時に「低潮線保全区域」が指定されています

    礼文島の北部は角のような2つの岬がありますが、西側の金田ノ岬方面が見えました

    売店脇にはこんな展望デッキも


    最北限のトイレ。最北端は稚内市ゆえ礼文島は最北限という表記を使っています

    売店では土産物などが売られているほか食事も出来る施設になっていました


    利尻といえば昆布。店内では「昆布ソフト」なるソフトクリームもありましたが、私が買ったのは「昆布もち」

    甘しょっぱい、昆布の風味もある餅で美味しい!オブラートに包まれているので食べやすいのですが、やや歯にひっつくので入れ歯の方はご注意を!
    オススメの一品です!

    島内を走る路線バス。去年(2024年)に利尻礼文サロベツ国立公園指定50周年を迎えラッピングバスが走っています

    スコトン岬から車で10分ほど南下したところに澄海(すかい)岬があります

    駐車場から歩いて3分ほどのところにある岬です

    澄んだ青い海が見られる西海岸の観光スポット

    断崖絶壁の景観

    火成岩で岩が冷え収縮して形成される柱状節理ですが、ここでは縦にも横にもある姿が見えました

    澄海岬からの眺め

    海岸線の岩場には海鳥たちがいました

    礼文島北部の地図

    駐車場には売店や

    トイレもあります

    ここは西上泊漁港のあるところ

    看板にはレブンアツモリソウがデザインされていました

    澄海岬までの道にも草花が咲いていました
    「ツリガネニンジン」「ハクサンシャジン」とも呼ばれています

    「チシマリンドウ」

    そしてこんなベンチもありました。リボンシトロンの瓶ケースに木工ボードで造られたチェア

    そういえば澄海岬を訪れた時間がちょうど正午で、サウンドオブミュージックの映画でもおなじみの「エーデルワイス」の曲が拡声スピーカーから流れていました。礼文島ではエーデルワイスの仲間である「レブンウスユキソウ」が咲いているそうですが生の花を見られるでしょうか。
    このあとは北部東側に移動して高山植物園に立ち寄ります!
    利尻・礼文旅レポートつづく・・・