若手だけで作った日本酒の新ブランド「別鶴」
若い世代の日本酒離れが進む中で、神戸に本社のある白鶴酒造の若手社員らが同世代を振り向かせようと新しい感覚の日本酒を開発しました!その名も「別鶴」。
別鶴プロジェクトのメンバーは研究、醸造、営業など複数の部署から集まった28~36歳の有志8人。上司任せではなく、自分たちで白鶴のイメージを覆すお酒を作りたいと会社に提案。2016年末にプロジェクトを立ち上げ、2年にわたる試行錯誤を経て3種類が完成。
左から「木漏れ日ムシメガネ」(レモングラスのような香りと酸味が特徴)、「陽だまりのシュノーケル」(ライムのような香りとほろ苦さが残る味わい)、「黄昏のテレスコープ」(イチジクのような甘みが特徴)。
ラベルも「漢字だけの商品名やラベルが堅苦しい」ということから開発テーマを「新しい日本酒の世界を覗こう」とし、こうしたラベルを製作。描いた道具の図柄を覗くと内側の絵が見える工夫を凝らしています。
ワインのようなボトルで、試飲させてもらいましたが味もフルーティーでワインのよう。開発プロジェクトの商品開発本部主任の佐田尚隆さんによると、原材料は米と米こうじだけで正に純米酒とのこと。白鶴酒造が持つ酵母400種類の中から、特徴が把握できていない200種類を1つ1つ仕込み味わいを確認。過去に使われたことがない酵母3種類を選びだして醸造。兵庫県産の杉樽と8年という歳月をかけて白鶴酒造が独自開発された酒米である「白鶴錦」を使って完成させたということです。
プロジェクトメンバーの佐田さん(写真右)とメンバーで広報室副主任の大岡和広さん。これまで開かれた試飲会では大好評で本番の酒造りはきょうから始まるそう。720mlの瓶入りで各3000本を製造。商品を予約販売する購入型クラウドファンディングを活用。2,500円から67,500円まで出資額に応じて受け取れる商品の数や種類、工場見学などの特典があるそうです。4月下旬の商品渡しで6月以降は白鶴酒造のネットショップや直営店で販売されます。
先行予約販売の受け付けは3月6日(水)まで。詳しくはこちら↓
https://www.makuake.com/project/hakutsuru/
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