ことしも「鱧」の季節がやってきました!
梅雨の頃から夏場にかけての美味しい食材のひとつが「鱧(ハモ)」。主な漁場が淡路島の南、南あわじ市沼島(ぬしま)の近海です。潮流の速い海底にはいつも新鮮な水が供給され、餌となる甲殻類や魚が豊富で最高の鱧を育ててくれるのです。これからの時期は秋の産卵に向けて脂がのってきます。そしてハモ料理に欠かせないのが「骨切り」。たくさんの硬い骨を持つハモの料理には骨切りという独特の高度な技術が要ります。職人として技術を習得するのに10年はかかるといわれています。見事な包丁捌きを披露していただきました。そしてなんと、なんと!津田明日香アナウンサーが骨切りにチャレンジ!恐る恐るやや重たい包丁をハモの身にあてていきます。骨は切っても下の皮までは切ってはいけません。20cm程度を骨切り。初めてにしてはまずまずとお褒めの言葉をもらってご満悦!
そしてハモ料理の代表的な料理といえば湯引きです。梅肉とともにいただきます。
炙りもおすすめ。身には熱を入れず表面のみ焼き、鱧皮の脂を引出し、鱧皮の焦げの香りと皮肌の脂、こくのある風味が楽しめます。ハモ寿司。蒲焼にもなるのです。
ハモと玉ねぎの天ぷら。サクサクした衣でハモの旨みを包み込んでいます。そして淡路島独特の食べ方が「ハモすき鍋」。ハモの骨で出汁を取り、淡路島特産の玉ねぎと共にハモの身をいただくというものです。旬のハモは身がふっくらとして、皮には歯ごたえがあります。玉ねぎの甘みと相まって美味しいのです。
ハモの卵も美味!ハモは美容と健康の元といわれるビタミンAが豊富に含まれています。皮の部分にはコンドロイチンが含まれ肌の老化を抑える働きがあるといわれます。最後には淡路手延べそうめんを入れて出汁に含まれるエキスまでいただきます。淡路島は昔から「御食国(みけつくに)」といわれ食材の宝庫でもあるのです。 かつては「花とミルクとオレンジの島」と呼ばれていたそうです。それがこの「淡路島なるとオレンジ」。淡路島特有の柑橘類で、最盛期には2800㌧が生産され、高級柑橘類として首都圏にも出荷されていました。しかし消費者の嗜好の変化で甘い柑橘が好まれるようになり、生産者の高齢化もあって栽培面積は激減しました。しかし爽やかな酸味とほろ苦さ、果皮の強い香りが特徴的で加工品需要も高いことから復活プロジェクトを立ち上げ、スイーツや酒、鍋など40種類以上の新メニューが誕生しています。ジュースにもなりました。淡路島の乳牛から搾ったミルクで出来たジェラートの上に果皮の甘露煮がトッピングされたデザート。そして南あわじに行ったら伝統芸能である人形浄瑠璃も是非ご覧ください。この夏は是非、美容と健康、夏バテにも効果がある夏のグルメの代表「ハモ」を食べに淡路島へお出かけになっては如何でしょう。詳しくは淡路島観光協会のホームページをご覧ください。
https://www.awajishima-kanko.jp/
なお7月5日(金)には京都の八坂神社に鱧を奉納する「はも道中」が行われます。午後2時から八坂神社~祇園商店街(花見小路)~八坂神社で練り歩きが行われるほか、神事の後には午後4時から八坂神社境内でハモすきの振る舞い(限定300食)も予定されています。
- さわやかな朝でした!そして特集は親父ソング集でした(笑)
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