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三上公也の朝は恋人

  • 2021年3月12日(金) 07時42分

    新たな観潮船「咸臨丸」が就航!

    南あわじの福良港を発着する鳴門海峡の渦潮観潮船「2代目咸臨丸」があす3月13日(土)に就航します!

    「咸臨丸(かんりんまる)」とは1860年に勝海舟によって日本人で初めて太平洋横断を果たしアメリカに渡った蒸気帆船。その船を令和に蘇らせた2代目のクルーズ船がこの船で約12億円かけて新造されました。

    初代「咸臨丸」は船体が茶色でしたが2代目はシックな黒色に。

    全長は約60m、幅10m。総トン数390トンで定員は500人。三層構造で上部は渦潮が眺めやすいアッパーデッキに。

    そして前方にはVIP用個室「貴賓室」も設けられています。

    重厚な造りで貸切利用が可能です。

    2階のメインデッキは段差の無いバリアフリー対応のフロアの客室が前後2ヶ所あります。

    前方の第1客室には車椅子が最大15台は入れるスペースが設けられています。

    第2客室

    第1客室後方の多目的トイレ。車椅子はもちろん、おむつの交換台も設置されています。

    1階には淡路島の空中散歩が楽しめる床壁連続スクリーンが設置されています。

    大型のタッチスクリーンには鳴門海峡に生息する魚たちが映し出され、魚の詳しい情報が学べます。

    小さな子供が遊べるキッズルーム

    子供を遊ばせるフリースペースのほか赤ちゃん連れの方に嬉しい授乳室も整っています。

    船はこれまでの日本丸と40分ごとに交互に出航。

    見送りを受けていざ出航!

    20分ほどで大鳴門橋が見えてきました。

    橋の下で渦が発生しては消えを繰り返していました。

    大潮の際には、大鳴門橋を境に瀬戸内海側と太平洋側の干満差が最大1.5mにもなるそう。この日段差が確認出来ました。

    大鳴門橋には当初鉄道を敷設する計画がありました。下から見上げると「なるほど」と頷ける構造が見えます。

    船が橋の下を通過する際には高いマストが引っかかるのではと気になりました。

    60分の観潮クルーズはあっという間でした。
    乗船料金は大人(中学生以上)2,500円、子供(小学生)1,000円でいずれも税込。
    ※幼児(未就学)の子供は大人1人につき1人無料
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    春の観潮シーズン到来です!
    うずしおクルーズ