おたかのシネマでトーク
今日は「ダンボ」をご紹介しました。
監督 ティム・バートン
出演 コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デビート、エバ・グリーン、アラン・アーキン
1941年10月31日に全米で公開されたディズニーアニメの「ダンボ」は、「白雪姫」「ピノキオ」「ファンタジア」に続く4作目の長編アニメーションとして、大ヒットを記録。
1942年のアカデミー賞で、ミュージカル音楽賞を受賞し、劇中歌の“ベイビー・マイン”は、歌曲賞にもノミネートされ、1947年には、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも出品され、アニメーション賞を受賞しています。
日本での公開はちょっと後の、1954年3月12日でした。
その、時代を超えて愛される名作「ダンボ」を実写で作るらしいと聞いた時、かなり驚き、同時に心配でもありました。
耳の大きな子象が空をとぶ!なんて設定は、アニメでなら可愛くて夢があるけれど、実写となるとどうなのか?
でも、監督をティム・バートンがやると聞いて、ちょっと安心しました。というのも、ティム・バートンは昔、ディズニーのスタジオでアニメーターをしていたという経歴があったからです。
あの名作のアニメの「ダンボ」が大好きで、ネズミのティモシーも、蒸気機関車の“ケイシーJr”も、名曲”ベイビー・マイン“も、あのピンクの象のシーンも、形を変えてだけれどちゃんと登場していて、アニメ作品へのオマージュが捧げられているのです!
キャストも、ティム・バートン組常連で「ビートル・ジュース」や「バットマン」などのマイケル・キートン。
「バットマン・リターンズ」で、悪役ペンギンに扮して、マイケル・キートンと闘ったダニー・デビート。
「ダーク・シャドウ」や、2017年の「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」で主演したエヴァ・グリーンや、90年の「シザー・ハンズ」以来というアラン・アーキンなど、おなじみの俳優が顔を揃え、監督とは初めての顔合わせとなるコリン・ファレルが、戦争で片腕を失い、出征中に妻も亡し、二人の子供たちとダンボの世話をすることになる元サーカスのスターを演じ、心に残る演技を見せています。
1919年が舞台のこの映画、全編、全てスタジオで撮影されていて、ダンボのみならずお母さんの象もいろんな動物たちも、CG、大したもんです。
ちょっと古く懐かしい感じのする旅回りのメディチ・ブラザーズ・サーカスと最新鋭のテーマパークのようなドリームランドの対比も面白く、楽しめます。
いろんな“愛と勇気”に溢れた、ハートフルな世界。
吹き替え版では、竹内まりあさんがあの名曲“ベイビー・マイン”を歌っているのも、話題です!
★おたか★
過去ログ…3月27日 放送 おたかのシネマでトーク「キス・ミー・ケイト」