日本クルーズ客船が運航するクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」(26,594㌧)が来年1月で営業航海を終了することになり、神戸港では最後の航海に際し出港セレモニーが行われました。
「ぱしふぃっくびいなす」は1998年の就航以来、神戸港へ約680回と最も寄港回数の多いクルーズ客船でした。しかし新型コロナウイルス禍で2年間運航を休止。今年3月に本格再開しましたが客足が戻らず事業継続が難しいとの判断から来年1月に事業終了を決めました。
船首部分には乗組員による手書きでしょうか「Thank you 24 years」と書かれていました。
最終航海の出発に際し午後4時半から神戸ポートターミナルで船長や神戸市の関係者が出席して最終航海出港セレモニーが行われました。
最後のクルーズは「びいなすニューイヤークルーズ」で、石垣島・沖縄本島・奄美大島を巡る9日間の旅です。アンテナの先には松飾りが取り付けられていました。
神戸ポートターミナルのデッキには多くの人が見送りに訪れていました。
午後5時にドラが鳴らされ、神戸市消防音楽隊の演奏が流れる中ゆっくりと離岸。
乗客も手を船のデッキから振っていました。
こうした光景が最後になってしまうのは寂しいことです。
見送りに来ていた人は旗やペンライトを振り続けていました。
神戸港では150発のサプライズ花火が打ち上げられたり、遊覧船「boh boh KOBE」に乗っての海上からの見送りもありました。
航海を終えて1月4日(水)の午後3時に最後の入港する際には神戸市消防艇によるカラー放水や須磨翔風高校和太鼓部による演奏など入港歓迎行事が予定されています。
そして最後の出港となるのが1月6日(金)午後5時。この日は神戸市消防音楽隊による出港歓送演奏、離岸時にはバルーンリリースが行われます。
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