兵庫県北部の豊岡市の山間部を切り開いて1994年(平成6年)5月18日に開港した「コウノトリ但馬空港」はきょう開港から29年目を迎えました。
旅客定期便は日本エアコミューターが大阪(伊丹)空港との間を朝夕1往復ずつ運航、最短35分で結んでいます。
空港ターミナルビル内
天井に飾られた三菱MC-1型水上飛行機(城崎第1号機)のレプリカ
昭和6年7月から昭和13年まで日本海航空の1号機として遊覧飛行や定期便として活躍していたそう。
ターミナルビル屋上デッキ
標高176mにある空港
滑走路の長さは1,200m。ジェット機の離着陸には長さが足りず「ATR42-600」という48人乗りのターボプロップ機が飛んでいます。
空港施設の駐車場は無料!
パイロットや客室乗務員になれます(笑)
ビル内にある噂のトイレへ
飛行機マークのある洋式トイレのドアを開けると・・・
なんとそこにコックピットが出現!
トイレという空間を忘れて長居をしてしまいそう・・・
ターミナルビル1階にある喫茶コーナーにもこだわりが・・・
テーブルにこんな加工が施されています。
さらには滑走路を模したテーブルも!
数字の「19」が彫られています。この2ケタの数字は全世界の空港の滑走路の両端に書かれていて、飛行機を無線で誘導する際の方角を表しています。真北を「36」として時計回りに方角を数字を示していて東は「09」、南は「18」、西は「27」となります。但馬空港のランウェイ(滑走路)数字は「01/19」でほぼ南北に走る滑走路ということになります。
ランチタイムは日替り定食もあるようですがこの日はすでに終了していたので牛丼を注文。美味しく結構なボリュームでデザートも付いて850円。
コーヒーはお菓子付きで400円でした。
ターミナルビルの外には大きな石が置かれていました。
火山の噴火によって空中に放出されたものだそう。
そしてターミナルビルの隣には航空機2機が屋外展示されています。
エアーニッポンの旅客機YS-11(JA8734)
1969年(昭和44年)に日本で製造され1999年(平成11年)2月17日に登録が抹消された旅客機です。この機体の右側の翼の下にスズメが巣を作りヒナを育てていたのです(既報記事はこちら)
もう一機はアメリカ製の「エアロコマンダー式680FL型」(JA5197)
1964年(昭和39年)3月に製造され1998年(平成10年)10月に登録抹消された共立航空撮影が所有していた航空撮影用の機材だそう。
午前8時30分~午後6時に外から展示機を見ることが出来ます(空港イベント時には機内公開もされるようです)
但馬空港へのアクセスですが、公共交通機関の利用は限られます。タクシー料金はJR豊岡駅が最寄り駅。
豊岡市内や城崎温泉を結ぶ連絡バスのほか「たじまわる」という周遊定期観光バス利用も出来ます(朝夕のみの発着)
離発着は朝夕のみですが、マイカーやレンタカーでぶらり立ち寄るにはオススメのスポットです。豊岡かばんをはじめ土産物が購入出来る売店もあります。JALグループの日本エアコミューターが就航しているので「御翔印」の取り扱いもありますよ。
来年は開港30周年の節目の年。日中の利用路線も出来ると良いのですが・・・
記念イベントがあればまた立ち寄りたいものです。
但馬空港公式サイトはこちら
- 「 数字の5 」ソング集
- きょう5月18日は但馬空港開港記念日!
- 「 ローズ・薔薇 」ソング集