ピアノとヴァイオリンのデュオ「スギテツ」が昨日久しぶりに神戸で演奏を聴かせてくれました。
「スギテツ」はピアノの杉浦哲郎さんとヴァイオリンの岡田鉄平さんのデュオで、『クラシックを遊ぶ実験室』をテーマに誰もが知っているクラシックの名曲をさまざまな音楽や環境音と融合させては笑わせ、かつ学ばせてくれるのです。2人とも「鉄チャン」で鉄道関連の作曲・演奏仕事もされています。JR東海の特急「ひだ」・「南紀」の新車両「HC85系」で流れる車内チャイムは彼らの演奏です。
この日は神戸駅南地下にある商業施設にあるデュオドームでの公演
ハチャトゥリアンの「剣の舞」と「ずいずいすっころばし」を融合させた「剣のずいずいずっころばし」で演奏スタート
途中「美しき青きドナウ河のさざなみ殺人事件」という火曜サスペンス劇場のテーマ曲とヨハンシュトラウスⅡ世の美しき青きドナウを融合させた楽曲ではパトカーや救急車のサイレン音入りで、ピアノの足元には赤色灯が点灯!(赤いカーペットの上で目立たず・・・)
彼らは身の回りにある生活音をすべて取り入れて楽器で演奏するのですが、ヴァイオリンの楽器の特性を生かした演奏法として各種緊急自動車のサイレン音をパネルとともに紹介。
踏切音なども再現して笑いを誘っていました。
そして金属製のヴァイオリンを使っての演奏も披露。新幹線の先頭車両を造る職人さんが手造りしたという世界に一つしかない新幹線と同じ技術で造られたもの。演奏楽曲は「線路は続くよどこまでも」。木製とはまた違う落ち着いた音色で、最後には東海道・山陽新幹線の発車音も再現されていました。
あっという間の30分で第1ステージは終了。2回目は舞台を山側のサンポルタ広場に移して行われました。
ここではピアノを電子ピアノに変えて演奏
ベートーヴェンの「運命」と「犬のおまわりさん」を融合させた曲では途中から犬のおまわりさんのぬいぐるみが付いた手袋をはめて演奏。弦を押さえる指に手袋をはめてわざわざ演奏するのは高度な技術がいるのです。彼らのテクニックは凄い!
全国を飛び回る「スギテツ」ですが、次回関西での公演は8月17日(土)。大阪の西淀川区民会館(エルモ西淀川)で「にしよど音楽祭 夏休みファミリーコンサート ~きがるにブラボー!スギテツ音楽会~」が開催されます。子供向けの演奏会で事前申し込みが必要。詳しくは「スギテツ」の公式サイトでご確認ください。
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